「浅間山大好きミーティング」として、

御牧原・八重原台地の成り立ちを学ぶ勉強会が

3月27日(水)、市民交流センター会議室で行われました。

 

「浅間山南麓ジオパーク構想推進市民の会」が主催となり、

定期的に開かれている「浅間山大好きミーティング」。

 

現在、群馬県の嬬恋村長野原町をエリアとする

浅間山北麓地域は

ジオパークに認定されています。

この団体は市民有志が立ち上げたもので、

浅間山全域をジオパークにすることを目標に、

浅間山全域の地学や歴史を学ぶ勉強会を企画しています。

 

今回のテーマは、

御牧原八重原台地はどのようにできたか

‐小諸層群を中心にして‐」。

講師は、佐久市子ども未来館の元館長である

渡辺正喜さんです。

 

佐久・小諸から上田にかけての地域は、

小諸層群と呼ばれる堆積物で覆われています。

そしてこの地域にある「御牧原・八重原」は

市内東沢の「小諸溶結凝灰岩」を底面として、

400万年の歴史を刻んできました。

 

この地域の千曲川沿いに見られる堆積層は、

「大杭層」「布引層」「瓜生坂層」「北御牧火山岩類」に

分類されています。

これが令和元年東日本台風により被災し、

災害復旧が進められる中で、

堆積物の種類やそこから推測される経過などが新たに判明。

そのほか、層の順序が変わる箇所も出てきました。

 

参加者らは、今回判明したデータと

実際の写真・地図を照らし合わせながら、

今自分たちが暮らしている土地の成り立ちについて

考えている様子でした。

 

代表 古屋昌和さん

「浅間南麓に住む人たちに

〝自分たちがどういう土地の上に

住んでいるのか〟

っていうことを知っていただきたい。

これが究極的な目的ですね。

例えば簡単に言えば、

自分が歩く道の側に軽石が落ちている。

軽石なんていうのは

本当はどこ行ったって

そう簡単にあるものじゃないんですけれども、

軽石だとか火山弾だとか

そういうものが道端に落ちている

っていうことに気が付いてほしい

っていうことがまず第一の目的ですかね。

千曲川の右岸・浅間山側から見ると

綺麗な台地になっているんですよね。

その台地はなんでこんな綺麗に

台地になっているんだろう

っていうのがまず一つの疑問があって。

じゃあこれはいつどんなふうにして

作られたのかっていうことを知りたいと、

渡辺先生にお話ししてもらおう

というふうに思ったわけです。」