平原区に古くから伝わる
二十五菩薩来迎会の面出し祭典が、
17日(日)に平原公民館で
行われました。
ことしの面出し祭典には、
二十五菩薩来迎会保存会の会員など
およそ20人が出席しました。
平原区に伝わる二十五菩薩来迎会は、
阿弥陀如来をはじめ、
二十五の菩薩がこの世の死者を救い、
極楽浄土へ導く様子を踊りと
念仏で表したものです。
時宗を開いた一遍上人の
踊り念仏が起源だと言われていて、
昭和45年の3月には、
市の重要無形民俗文化財にも
指定されています。
使われている面の中には、
鎌倉時代末期から
室町時代初期にかけて作られたものもあり、
美術的にも大変貴重です。
二十五菩薩来迎会保存会では、
鎌倉時代から700年以上にわたって
続けられているこの伝統行事を、
今後も絶やすことなく
継承していきたいとしています。