任期満了に伴い、

3月31日に告示、4月7日に投開票が行われる

小諸市長選挙。

 

現在までに現職の小泉俊博氏と

新人の堀内千保氏の2人が

立候補を予定し、

先月にはそれぞれに政策を発表しました。

CTKでは、それぞれの立候補予定者が

どんな政策を掲げているのかまとめました。

50音順に現職、新人の順でお伝えします。

 

現職の小泉俊博さんは

「こもろ未来プロジェクト2024」として、

6つの柱からなる「健幸都市こもろ

『小諸版ウエルネスシティ』」を掲げ、

市民が健康で生きがいを持ち、

安全安心で豊かな人生を営むまち」

を目指すとしています。

 

まずは最重要施策として

「自然増への挑戦」を打ち出しました。

それぞれのライフステージに応じた支援の充実、

仕事と子育てを両立できる環境整備に向けた

保育士の確保などの施策を掲げています。

更には国語教育の充実による基礎学力の確立を

目指すとしています。

 

環境分野では

「脱炭素のまちづくり」を掲げています。

地球温暖化防止、ゼロカーボンの実現に向けて、

「小諸市ゼロカーボン戦略推進本部」を中心に

民間企業などと連携、協力し、

脱炭素先行地域づくり事業の

着実な推進を図るとしました。

 

健康・福祉分野では、

「健康寿命の延伸」を打ち出しました。

高齢者が今まで以上に

幸せに暮らせる小諸市を創るとし、

高齢者を支えるネットワークの拡充、

介護予防事業の推進と

支援などを掲げています。

 

産業・交流の分野では、

「稼ぐ力を持ったまちづくり」

を進めるとしました。

インフラ整備としてほ場整備地内などの

農業用施設の老朽化に対し、

計画的な維持補修を進めると共に、

新産業団地整備の着実な推進を図り、

企業誘致とビジネスの

集積に取り組むとしています。

 

生活基盤整備では、

多極ネットワーク型

コンパクトシティによるまちづくりを推進。

市内全域の利便性を高めるため、

持続可能なコミュニティ交通

「こもろ愛のりくん」の構築に向け、

運行改善を図るとしています。

 

協働・行政経営の分野では、

ふるさと納税の取り組みとして、

年10億円以上の財源確保を目指すとしています。

また女性幹部職員の積極登用や

市政への市民参加を図るとしました。

 

 

新人で元外務省職員の堀内千保さんは、

「市民が主役」のまちづくりを掲げ、

これまでの経験と人脈を生かし、

小諸の希望ある将来をしっかりと守っていく

政策の実現を目指すとして

大きく5つの柱を打ち出しました。

 

まずは子育て支援。

「学校給食の無償化」を前面に打ち出しました。

また育休退園の廃止や待機児童ゼロ、

教育格差のない公立学校の実現、

男女の雇用格差の解消などを挙げています。

現役世代が住みやすく、働きやすく、

子育てしやすい環境を整えるとしています。

 

高齢者・障害者福祉の分野では、

誰も取り残さない、

長寿社会を安心して暮らせる仕組みを

整えるとしました。

使いやすい市内・近在交通網の整備、

年金に加えてあと少しの収入を得られる仕組みづくり、

障害者のバリアフリー整備、就労の促進

地域活動の拠点づくりなどを掲げています。

 

地域経済の活性化としては、

耕作放棄地ゼロへとして

農地を減らさない取り組みや、

国際社会を視野に入れた企業誘致、

地元企業を優先する公共調達、

放置空き家の解体と譲渡促進による

土地や建物の有効活用などを打ち出しました。

 

小諸の良さを次世代へつなげる取り組みでは、

毎年取り崩しを行う

小諸市の基金について

財政破綻を回避し

先を見据えた財政戦略を図るとしています。

また、防災に対する強靭性の向上や

豊かな自然環境の保全

重伝建の取り組みなど

歴史的な町並みの保全と活用、

郷土資料の保全などに

取り組みたいとしています。

 

市民の声が届く行政、

女性の積極的な幹部登用も掲げました。

新陳代謝を促すため、

多選禁止を条例に盛り込みたいとして、

市長の3選禁止と再選時の退職金5割減も

打ち出しています。

 

2期8年の実績を強調し、

市政の継続と更なる発展を目指すとする

現職小泉氏。

市民参加による小諸に

新しい風を吹き込みたいとする

新人堀内氏。

8年ぶりとなる小諸市長選挙の告示は

今月31日です。