中村区では、区民に防災意識を高めてもらうための
防災訓練を今月3日(日)に行いました。
中村区では、万が一の際に備え、
農繁期を迎える前のこの時期に
公民館の主催で防災訓練を行っています。
今回の訓練は、
〝災害を想定したときの備え・対処方法〟を
主なテーマに講話形式で実施。
この日は、
およそ30人の区民が参加しました。
講師は、市役所危機管理課の職員です。
長野県で将来想定される地震や、
防災の基礎知識、
小諸市が行っている防災の取り組みなどについて、
ガイドブックと共に説明しました。
また、区民が具体的なイメージを持てるように、
避難所に設置する仮設テントや簡易ベッドを
職員が区民の前で組み立てました。
参加者
「1月1日の能登地震があって、
やはり自分の備えとか
そういうものがなっていないので、
聞きたいと思って来ました。
うちに居ることも
自分の身を守るっていうことが
よくわかったので、
すぐ慌てて行動しないことが
一番いいことかなと思いました。
やはりうちの人達と話し合って、
慌てないで自分の身を守る
っていうことが
一番大切だったって思いました。」
区長
「例年ですと自衛消防訓練って言って
公民館の方で
やっていただいているんですけれども、
今ご覧になっているように
参加率も比較的高くて、
消火器とか、消火栓にホースを繋いで
放水をする訓練とか、
毎年やっていましてね。
区民の皆さん結構慣れてきている
ということもあって、
今回もうちょっと勉強会のような
形のものをやろうかなということを
公民館の方で企画していただいて、
それで今日っていう形になりました。
はっきりわかったのは、
やっぱり区単位の公民館で避難するっていうのは
一時的なものであって、
そんなに一週間とか先のことまでは
考えなくてもいいっていうところがあるので、
一晩・二晩っていうところに集中して
対策をとっていけばいいかな
っていう風に思いましたね。」
中村区では、新年度から
防災士の資格を持つ区民の
活躍の場を作る他、
より多くの区民が
防災士の資格を取りやすくなるよう
区の会議などで
検討していきたいとしています。