教育の将来像や課題について考える

「小諸市総合教育会議」が、

7日(火)に開かれました。

 

小諸市の総合教育会議は、

市長と教育委員が

小諸市の教育の将来像や課題を共有し、

教育行政を効果的に推進するため

議論する場となっています。

 

今回の会議では、

「学校再編を見据えた

『これからの教育のあり方』について」

をテーマに、

2つの項目に沿って

議論が交わされました。

 

一つ目の項目となったのは

「ICTの推進による効果と課題」。

教育委員からは、

「ICTの推進は

子どもたちの得意分野を伸ばすなど

多くの可能性を秘めている。

教員間のスキルの差を埋めて

子どもたちを良い方向に

導けるようにしていきたい。」

などといった意見が上がっていました。

 

二つ目の議題は「人口の自然増への挑戦」。

今後の子育てや教育施策について

話し合われました。

「選ばれる街」として

教育のソフト面の重要性を上げた

山下教育長は

学校再編を見据え今後の

小諸市の教育のあり方を

このように述べました。

 

「今小諸市は

不登校児童生徒が

なかなか減少しない状況であります。

彼らが本当にやりたい、

好きで楽しい求めたいというものを

門戸を広げてできるような

小諸市の教育というのを

考えたいと思っています。

そうすると学校だけではなくて

学びたいところは

もし小諸市内でほかにあれば

学校という器でなくても

許してやりたい。

今こそ好きなことをやらせてあげたい。

要するにソフトの部分では

そういう部分も

取り込みたいと考えています。

そしてその経験って小諸の学校で

小諸の地で好きな学びができて

最高に良かった

戻ってきたいと

そんな子どもたちを

育てたいと思っています。」

 

また教育委員の小山真紀さんは

子どもを安心して

産み育てたくなる環境づくりと

子どもたちが戻ってきたくなる

特色ある教育と

その発信についてこのように話しました。

 

「働く方が増えていくということは

考えていかなければいけないことなので、

そう考えると

今日本全体でも言われていますけど、

保育士さんの整備などが

まずあってからの短いスパンで考えて

安心して赤ちゃん産んで

育てることができるんだ。

もし働きたければ働くことができるんだ

という安心感を持って

育てていけることが大事かなと思っています。

親になるという働きかけと同時に

小諸で教育することで

将来親になるかもしれない人たちへの

働き掛けも可能だと思うので、

こういう特色があります。

こういう形でやっていきますということを

いい所を発信していく

ということは大事だと思いました。」

 

更には女性がキャリアを積みながら

子育てができるよう

ビジネススキルの支援の

必要性などについても

議論が交わされていました。

 

市は今回出された課題を

行政と教育委員会が共有し

今後のより良い教育行政に

生かしていきたいとしています。