左手が不自由なバイオリニスト、

牧美花さんの実話をもとにしたミュージカル

「チュイチュイ~左手のバイオリン弾き~」が

今月11日(日)

佐久市交流文化館浅科穂の香ホールで行われます。

この公演を前に、ミュージカルを主催する

NPO法人劇空間夢幻工房の関係者らが

小泉市長を表敬訪問しました。

 

この日はミュージカルを主催する

NPO法人「劇空間夢幻工房」理事長で

脚本と演出を担当する青木由里さんや

青木さんの次男で劇団員の青木賢治さん、

それに今回の舞台の主人公のモデルとなる

牧美花さんらが市役所を訪れました。

 

「劇空間夢幻工房」は1999年に創立。

長野市を拠点に、

地域振興や舞台芸術文化の発展、

また青少年の育成や

社会教育の推進などを目的として、

県内各地での舞台上演を始め、

0歳児からを対象にした

表現やコミュニケーションワークショップなど

幅広い活動を行っています。

 

今回佐久市で上演されるミュージカルは、

長野市生まれのバイオリニストで、

生まれつき左手が不自由な牧美花さんの

半生を描くものです。

 

2歳8か月の頃、

バイオリンの音楽教室スズキ・メソードの創始者

鈴木鎮一さんと出会い、

バイオリンを始めた牧さん。

牧さんが、師匠の鈴木さんや家族の愛に支えられ、

人と反対にバイオリンを持つ奏法により、

左手のハンディを克服し

バイオリニストとしての道を歩んでいく姿を

ファンタジー仕立ての

ドキュメンタリーミュージカルとして

上演されます。

 

今回の公演では、牧美花さん自身も生演奏や語りで出演。

この日の表敬訪問では牧さんが

ミュージカルで披露する楽曲を演奏し、

力強い音色と牧さんの語りに、

市長や教育長も引き込まれている様子でした。

 

「チュイチュイ~左手のバイオリン弾き~」は

今月11日(日)

佐久市交流文化館浅科穂の香ホールで開催。

午後1時開場。午後1時半開演となります。

チケットは前売り券が一般2500円。

高校生以下1500円。

親子ペアや一般ペアでの販売もあります。

web予約、

またはご覧の場所でもチケット販売を

行っています。

 

青木さん

「左手にハンディのある

牧美花さんの0歳から19歳までを描く

ドキュメンタリーファンタジーミュージカルです。

生演奏があって

バイオリニストの牧美花さんご本人が

まず出ていらっしゃる。

演奏だけでなく語りと歌も歌います。

それからピアニストの黒崎さんがいて、

出演者はたった3人なんですけど、5役。

一人が3役。青木賢治が3役やるんですが、

牧美花さんの0歳から19歳を

ダンサーの井田亜彩実さんが

素晴らしいダンスも含めやってくださる

ということと

私はお母さん役で出演させていただきます。

歌ありダンスあり演奏あり、

そしてお芝居も心に届く

素晴らしいお芝居となっておりますので、

この舞台は鈴木鎮一先生の

素晴らしいメッセージ入りの舞台なので

それもぜひ小さいお子様、保護者のみなさま、

高齢者のみなさまに

響くように演じていきたいと思います。

お芝居を通して育つ環境の大切さ。

どの子も育つ、育て方次第、

人間は環境の子なり。

この鈴木先生の言葉を届けたいと思います。」

 

 

牧さん

「私自身は左手が使えない

と言われたような手だったんですけれども、

このような手ですね。

ですけれども、バイオリンと出会って

人生が変わって

医学的には奇跡と言われていますけれども

途中からは自分の力で物が持てる手に変わり、

それで人生が全く変わって

本当に幸せな出会いを頂いていますので、

そのことをいろんな奇跡を

起こせるということをお伝えしたいし

奇跡を起こすためには

本当にいい出会いをいただいてきたので、

そのこともお伝えして

感謝の気持ちをこの作品を通して

お伝えできたらと思っています。

チュイチュイ左手のバイオリン弾きという

ファンタジーミュージカル。

小さなお子様も楽しめる作品になっていますので、

是非2月11日は穂の香ホール、

佐久の方においでいただけたら

うれしいなと思います。

よろしくお願いいたします。」