能登半島地震の被災地へ

長野県の緊急消防援助隊として派遣されていた、

佐久広域連合消防本部の隊員たち。

第4次派遣隊まで、

予定されていた全ての業務を終えて、

隊員らが戻ったことから、

23日(火)に解隊式が行われました。

 

この日の解隊式には、

第1次派遣隊から第4次派遣隊まで、

緊急消防援助隊として派遣されていた58人の隊員のうち

およそ20人が参加。

 

柳田清二佐久広域連合長や小林透消防長らに

任務を遂行したことについて報告しました。

 

長野県の緊急消防援助隊として

佐久広域連合消防本部は、

10日から第1次派遣隊が石川県珠洲市で活動。

第4次派遣隊まで、延べ13日間に渡り、

活動を行いました。

 

隊員たちは、珠洲消防署に野営し、

それぞれ3日間から4日間に渡って、

救助隊による捜索や、消火隊による火災予防活動、

救急隊による救急搬送活動、

そしてヘリコプターによる支援活動などを

実施したということです。

 

高見澤さん

「石川県珠洲市の仁江町というところで、

土砂崩落現場で2名の方が

まだ行方不明ということで

自衛隊、警察と共に重機を使って

掘っているところに

手がかりがあるかを監視しながら、

安全管理をしながら、活動しておりました。

海岸線に道路があってそこに集落があって

その裏が切り立った山になっていて

大量の土砂が崩れているような状態で

集落一つが埋まっているような感じでした。

その中に目撃があったということで、

その手掛かりで車が

そばにあったということで、

その車を探すのが第一で

その車が出たところに

近くにいるんではないかということで、

自衛隊の方と警察の方と共に

車を目標に探した状況でした。

目星はついていたのですが、

土砂が大量にありまして、

その土砂が雨とかぬかるみもありまして、

なかなか掘り進めていくことができなくて

発見には至らなかったです。

被災した方々の少しでも手助けになれば。

また次の隊も後続隊で入っていますので、

次の隊にも引き継いで、

無事早く見つかっていただければと思っております。

いつでも迅速に出動ができて活動ができるように

日々訓練を積み重ねて

これからも頑張っていきたいと思っております。」

 

 

山口さん

「一次隊は珠洲市における倒壊建物ですとか

そうでない建物の安否不明者の捜索を主に行いました。

ほとんど建物が倒壊している地域もあったりして、

また至る所で、道路の陥没とか隆起、

ひび割れとかがあって、被害の状況が

想像以上に大きく感じました。

どこにいらっしゃるのか分からない中で

一軒一軒歩いて回って

倒壊している建物ですとか

中に入ったりして探すので大変ではありました。

やっぱり自然災害の怖さを目の当たりにしました。

私が見てきたものをできる範囲で

地域住民の方にお話をしたり、

家族友人とかにも防災について

広く伝えていきたいなと思います。」