日本を代表するアートディレクターで構成される

東京アートディレクターズクラブによる展覧会、

「日本のアートディレクション展2023」が、

先月10日から、

小諸高原美術館・白鳥映雪館で開催中です。

 

この展覧会は、東京アートディレクターズクラブ、

通称「ADC」が主催するもので、

東京都・石川県・それに長野県小諸市の3か所で、

例年この時期に開かれています。

 

「ADC」は、日本を代表するアートディレクター

およそ80人で構成された団体で、

展覧会や、デザイン作品をまとめた年鑑の制作などに

取り組んでいます。

 

現在行われている「日本のアートディレクション展」は、

ADCの会員が審査する広告作品の年次公募展です。

ことしは、およそ6千点もの応募があり、

そのうちの受賞作品やノミネート作品など

およそ100点が展示されています。

 

また市民展示室では、

長野県内在住のクリエイターらでつくる

「長野ADC」が主催の

「2023長野ADC展」も開催。

長野ADC賞の受賞作品やノミネート作品など

およそ100点が展示されています。

 

白鳥さん

「今回のアピールポイントは、

グランプリのプレイステーションの

ゲームトレーラーになっております。

これは映像作品なんですが、

すごくパズルゲームで凝っておりまして、

デザインがいろいろ映像作品でしたり、

動画でしたり、多様化していっているところが

すごく見どころになっております。

全体的には、

ジェネラルグラフィックっていう

本の作品が充実しております。

アートディレクターの方々が

皆さんの工夫したかなり派手な

演出・効果が印刷してある本ですとか、

あとはカラフルな作品が結構多いです。

若いクリエイターの方が多いと思います。

すごく東京の最先端のデザイン作品が

集まっておりますので、

皆さん大変興味を持って

じっくりご覧になっています。」

 

会期中の今月13日(土)には、

ADC会員のアートディレクター

田中せりさんによるトークイベントが行われました。

田中さんは電通に勤務し、

企業のロゴデザインやブランディング、

美術館の仕事などに携わっています。

 

トークイベントでは、

田中さんがこれまで携わってきた

作品や仕事について、

一つ一つこだわりや込めた思いを説明。

後半は、

観客にいる様々な立場から

デザインに興味を持った人たちの

興味や疑問に対して丁寧に答えていました。

 

「日本のアートディレクション展2023」と

「2023長野ADC展」は、

今月21日(日)まで、

小諸高原美術館・白鳥映雪館で

開かれています。