小諸市は軽井沢町と合同で

職員をそれぞれ一人ずつ派遣し、

能登半島地震に係る被災地支援活動を

1月17日まで5日間行っています。

活動の前日にあたる12日(金)、

市役所前ロータリーで出発式が行われました。

 

令和6年能登半島地震に係る

被災地支援活動が行われる期間は、

13日(土)から17日(水)の5日間。

 

被災地の石川県能美市に派遣されたのは、

小諸市役所下水道課の中島祐司さんと、

軽井沢町役場上下水道課の山田武広さんです。

 

活動前日の代表職員を見送る出発式には、

小泉俊博市長、山岸喜昭県議、

丸山正昭市議会議長の他、

市の職員らが参加しました。

 

長野県では、チーム長野として

各市町村で連携して

被災地の支援活動を行っています。

要請があった際には県から

各自治体へ依頼し、

それぞれの自治体が

それに応える形をとっています。

 

1月7日、石川県から

長野県に支援要請があり、

県は県下自治体へ

派遣可能人員の調査依頼を実施。

小諸市は9日に軽井沢町と調整し、

それぞれ一人を派遣すると決めました。

 

被災地の状況として、液状化など

下水道が地震の影響で

使えない場所が多くあります。

現在は多くの県や自治体が被災地に入り、

下水道管路施設の目視などによる

一次調査を行っている状況です。

活動中の先発隊の引継ぎを受け、

市と軽井沢町のチームは復旧に向けた

二次調査の準備作業となる一次調査を

行います。

 

市長

「1月1日の発災後、

姉妹都市の富山県滑川市の水野市長と

連絡を取り合いまして、

翌2日の日に朝2千人分の水と

食糧が不足しているので、

滑川に向けて車2台で出発して

支援物資をお届けしたという状況です。

この後14日から

佐久市と合同になるかと思いますけど、

輪島市の方へ派遣になります。

今も行方不明者の捜索を全力を尽くして、

小諸消防署からも

広域連合の消防という形で

派遣をしていますけど、

この行方不明者が

ある程度整理がついてきた段階で、

この後は被災された

倒壊した家屋等の廃棄物の処理、

それから避難に遭った皆さんの

罹災証明書の発行等と、

諸々の業務がありますので、

またチーム長野の方から要請があれば

職員を順次派遣したいな

というふうに思っているところであります。」

 

小諸市の派遣職員

「下水道課の職員が

まず先に行くというところで

私が行くことになりました。

まず被災地がどういう状況なのか

ニュースとか新聞で見る限りなので、

自分の目で見てどういう状況か確認したい

っていうのもありますし、

こういった災害はなかなか無いと思うので、

小諸でも起こり得ることではあると思いますので、

この経験を今後に生かして、

市民の方にどういう対応をすればいいかとか、

私たち市の職員がどういったことを

しなきゃいけないかとか、

そういったことを

伝えていきたいなぁと思っています。」

 

現在小諸市は、市役所をはじめ

図書館と文化センターに

能登半島地震災害義援金の

募金箱を設置しています。

 

今後も市は

積極的に被災地への支援活動を行っていきながら、

市民にも支援の協力と防災意識を

呼びかけていきたいということです。

 

市長

「北信越ということで、

市長会も北信越市長会というのがありますし、

また市民の皆様も個々に

いろんな結びつき・縁故の強い地域だ

というふうに思います。

石川県で起こった今回の地震というのが

決して他人事ではなくて

明日は我が身ということで

いつ何時どういう形で

私たちの身に降りかかるかもしれません。

ぜひそういう意味で

市民の皆様もけして他人事と思わず

できる限りのご協力をいただきたいですし、

我々行政としても

今回の地震に対しては

全力をあげて

ご支援申し上げていきたいなあ

というふうに思っているところであります。」