「小諸・藤村文学賞」の表彰式の翌日、
島崎藤村の命日にあたる22日(火)には、
藤村記念館前庭で「第81回藤村忌」が行われました。
ことし81回目を迎える藤村忌。
小諸にゆかりのある明治の文豪、
島崎藤村を偲び、その功績をたたえようと、
毎年、藤村の命日である8月22日に開かれています。
ことしは4年ぶりの通常開催となり、
全国の藤村文学の愛好者や市の関係者など
およそ100人が集まりました。
参列した小泉市長は、
次のように藤村の功績を偲びました。
式典では、宮城学院女子大学名誉教授の
伊狩弘さんによる講話が行われました。
藤村の生涯と日本の年表を照らし合わせながら、
藤村文学が当時の日本においてどのような立ち位置で
どんな意味を持っていたのかについて語りました。
さらに、3団体が献歌として
藤村が作詞を手掛けた7曲を披露。
ことしは初めて、
藤村のゆかりで小諸市と連携協定を結んでいる
明治学院大学の混声合唱団「グリークラブ」が
会場で歌いました。
藤村忌ではおなじみの、
小諸草笛会ときらら会による演奏も。
訪れた人たちは
素晴らしい演奏に盛大な拍手をおくりました。
会の最後には、
参列者一人一人が祭壇に花を手向け、
藤村に祈りを捧げました。