小諸高校音楽部が、8年ぶりの快挙です。

先月行われた

長野県ヴォーカル・アンサンブルフェスティバルを見事突破し、

全国大会への切符をつかみました。

 

小諸高校音楽部は、

1年生と2年生の声楽専攻の生徒全員と

ピアノを専攻する生徒1人の、

あわせて10人で活動。

女性9人、男性1人で構成し、

女声三部合唱で演奏を行っています。

 

先月、塩尻市で行われた

「第21回長野県

ヴォーカル・アンサンブルフェスティバル」へ出場。

小学校部門、中学校部門、高等学校部門、

また一般部門へ出場した47チーム中、

上位2位から6位に贈られるエメラルド賞に輝きました。

さらに、高等学校部門の代表校にも選出され、

8年ぶりに全国大会への切符をつかみました。

 

部の目標は、一人一人の個性が輝くような合唱をすること。

そのために、作り上げる音楽に対して、

学年問わず全員で意見が言えるような

雰囲気づくりを大切にしているといいます。

 

また練習は基本的に、

音楽科の週に一度の授業の中で、

2時間行われるのみ。

日々の部活動としての時間が取れないため、

コンクール前になると、

全員で時間を見つけては猛練習し、

休日練習も取り入れながら本番へ挑みました。

 

部長 湯本さん

「8年ぶりということで、本当に嬉しさでいっぱいです。

コンクールの直前までは、なかなか練習の時間も少なくて、

このままで大丈夫なのかなって。

賞すら怪しいなっていうすごく不安な気持ちだったんですけど。

三日前くらいから仕上げをすごい勢いでして、

思いがけず全国大会への切符も頂いて。

本当に嬉しかったです。

このアンサンブルフェスティバルは、

指揮者もいなければ伴奏者もいなくて、

本当に生徒だけでステージに立つので

不安な気持ちがいっぱいだったんですけど。

ステージからの景色を見て、緊張もしたんですけど、

そこから楽しもうって気持ちも一緒に歌いました。

とにかく皆緊張しているのが私にも伝わったので、

曲の間とか、アイコンタクトの間ににこやかに、

気持ちがほぐれればいいなと思って、笑顔を大切に歌いました。

全国大会に出場するからには、

賞を目指して自分たちの

一番良い演奏ができるように頑張りたいと思います。」

 

顧問 井出先生

「大変長い間、このコンクールでは賞はいただくものの

上の大会に行くことができなかったので、

少しびっくりしながら。

でも、結果が出たことを本当に嬉しく思います。

よく自分たちの力でここまで持ってきたなと思います。

本当に今回は、なかなか時間が無くて、

私たちの指導する機会も本当に少なかったんですけれども、

大変自分たちでいろいろ考えて、

練習も工夫して、ミーティングをたくさんして話し合いながら、

作り上げた音楽なので、大変嬉しいです。

ステージの上では、ちょっと緊張して硬かったので、

大丈夫かなっていう心配はあったんですけれども。

本当に頑張って、

また一人一人が持っているものを精一杯表現して、

その結果が繋がったのかなというふうに思いました。

8年ぶり、しかもコロナで数年間大会も開催されなかった

というような中で、福島へ行って歌えるのは、

本当に嬉しいことです。

福島は大変合唱が盛んな場所であって、

福島を含めた他の県の学校の演奏を聴けるのも

大変楽しみにしています。

生徒10名、力を合わせて精一杯の演奏をしてきたいと思います。」

 

全国の強豪47校が集まる

「第16回声楽アンサンブルコンテスト全国大会」は、

今月17日に福島県で行われます。

また、各部門で金賞を受賞した団体は、

今月19日に行われる本選へ進みます。