歩きながら自然や文化を楽しむ「ロングトレイル」

この魅力を共有するシンポジウムが

先月25日(土)、安藤百福センターで開かれました。

 

国内でのロングトレイルの普及促進をめざす

このシンポジウム。

日本ロングトレイル協会の事務局が

安藤百福センターにあることから

2014年から小諸市で行われています。

 

会場には小泉俊博市長をはじめ、

アウトドア業界や観光業界の関係者など、

全国からオンライン参加を含め

およそ170人が集まりました。

 

ロングトレイルとは、

「歩く旅」を楽しむために造られた道のことです。

歩きながらその地域の自然や歴史、

文化に触れることができると

健康づくりや観光資源として注目を集めています。

 

小諸市内にも、

浅間・八ヶ岳パノラマトレイルと

浅間ロングトレイルの2つのコースがあります。

 

この日は、

「迫るインバウンドの再訪に向けて」というテーマで

講演や座談会が行われました。

 

記念講演を行ったのは大分県在住で、

日本旅行専用の旅行会社である

Walk Japan CEOのポール・クリスティさんです。

ポールさんはイギリス出身で

NHKやTBSの番組でフリーランスプロデューサーを経験。

 

その後、大分県に移住し、

現在はWalk Japanが提供する

トレッキングを中心としたツアーを通して

観光客に日本の真の姿を紹介しています。

 

王室や医者など幅広い業界の人が参加する

Walk Japanのツアー。

ポールさんは

田舎の資源を活かしたインバウンド観光について

自身の経験を交えながら話しました。

 

また「ツアー参加者と日本の政治、医療、現代社会など

さまざまなテーマで対話しながら、

日本を堪能してもらうことを大切にしている」と語りました。

 

集まった人たちは国際的な視野で

日本の魅力を発信するポールさんの事業に

興味津々な様子でした。

 

日本ロングトレイル協会では、今後も、

こうしたシンポジウムなどを通じ

ロングトレイルを普及していくことで、

地方の活性化や住民の健康促進、

また、観光客の増加に繋げていきたいとしています。