小諸図書館では、先月25日(土)と26日(日)の2日間に渡り、

「絵本カフェ」と題したイベントが行われました。

 

小諸図書館では今年度、

「居心地のいい図書館

~みんなのサードプレイスを目指して~」をモットーに

さまざまな社会実験を行ってきました。

 

今回、その一環として「絵本カフェ」と題したイベントを開催。

絵本に登場するようなパンを図書館で販売するもので、

購入したパンやドリンクは、

図書館の中で自由に飲食することができます。

 

今年度、図書館でカフェイベントを3回行ったところ、

トラブルもなく、好評だったことから、

今回「絵本カフェ」を開くことに。

 

この日は、図書館に隣接するCAFE 花‘coの協力のもと、

絵本の「ぐりとぐら」や「からすのパンやさん」などに

ちなんだパンを販売。

 

雪だるまや動物の形をした限定のパン4種類の他、

惣菜パンなどが並び、

大勢の親子連れが買い求めていました。

 

また、おはなし会として、

パンにまつわる物語のパネルシアターが上演された他、

絵本「ぐりとぐら」の衣装を着て写真を撮るフォトブースも。

 

訪れた子どもたちは、

キャラクターになりきったり、

絵本にまつわるパンを味わったりして、

物語の世界観を楽しんでいる様子でした。

 

買い物をした子ども

「(ぐりとぐらの衣装を着ているけどどうですか?)楽しい。うれしい。

(きょうはパンも買いましたか?)はい。

(どんなパン買った?)雪だるまのパンとうさぎのパンを買った。

(絵本の中のパンがこうやって買えるのどうですか?)うれしい。」

小諸図書館では、今年度の社会実験の効果を検証し、

来年度以降も、図書館に親しんでもらえるような

取り組みをしていきたいとしています。

 

大池館長

「図書館は平成27年にオープンしましたけれども、

まだ使ったことのない人、

まだ図書館に足を踏み入れたことのない人が

いっぱいいらっしゃるので、

どうにかして来ていただくきっかけにならないかと思って

開催してみました。

そもそものきっかけは十数年前、

ここの図書館を作るワークショップを重ねていたんですね。

いろんな要望やご希望をいただいたりしたものですから、

1つでも実現できないかなと思ったのが、まずはきっけです。

図書館の中ってたいてい飲食は禁止じゃないですか。

心配はたくさんありました。

職員からも心配の声があがったんですけど、

やってみたらみなさん好評で、

苦情もなくてよかったなと思っています。

たくさんのみなさんに楽しんでいただいたのがなによりですかね。

今回やってみて一年間いろいろ試したんですけど、

社会実験ということで、だめな点があったらやめる、

よかったら続けるっていうために実験したものですから、

まずは検証をしてみたいと思います。

我々に届かなかった苦情とかも

もしかしたらあるかもしれないので、

そこも考えながら本途人舎と意見交換しながら

検討してみて今後につなげたいと思っています。」