小諸商業高校の生徒が授業の一環として、

16日()に、

小諸駅のまどで「クリスマスカフェ」を開きました。

 

この取り組みは、

生徒に店での企画・運営・販売を学んでもらおうと、

授業の一環として行われたものです。

 

「商品開発」の単元で実施されたこの取り組み。

1クラスで3つのチームに分かれ、

そのうち1チームが1日限定のクリスマスカフェを

企画しました。

 

店を経営する際に必要な、原価計算や集客

実際の販売から収益計算まで、

すべて生徒が中心となって進行。

3年生の集大成としてこれまでの学びを実践し、

地域の人との繋がりを肌で感じてもらおうと

行われました。

 

小諸商業高校は以前、

丸山珈琲とのコラボ商品「小商ブレンド」を開発し、

小諸駅のまどと協力し店内で販売。

その繋がりから、今回の企画が実現したといいます。

 

この日に向け、9月頃から着々と準備を進めてきた生徒たち。

開店にあたり、どのような工夫を施したのでしょうか。

 

リーダー松井くん

「今回のターゲットは、高校生に絞りました。

高校生は、このカフェのことを知っている人が少ないと思ったので、

少しでも高校生が居心地の良い場所になってくれればいいなと思って企画しました。

昨日からビラ配りをして、

小諸高校生と小諸商業高校生の目に留まるようにしたり、

あとはここの装飾をしたりして、少しでも目につくようにしました。

(大きなツリーがあるのですが。あそこには何か仕掛けが?)

高校生だけじゃなくて小さなお子さんとかが来たら

リンゴを飾ってもらったりして、

あとはクリスマスをみんなに味わってもらえるといいかな

って思いがあります。」

 

副リーダー髙見澤さん

「今までは、コーヒーを売ったりとか自分たちで販売したことが

コロナで無かったので、どうやってお客さんに提供したらいいのかとか、

考えるのがすごい大変でした。

高校生って派手なものとか、インスタ映えとか好きなので、

そういうのを結構狙って装飾とかもしてみました。

これからもっと社会の人とかと関わっていくので、

笑顔とかで接客とかもできればいいなって考えています。」

 

生徒たちが、入念に準備し開店した「クリスマスカフェ」。

オープン直後は緊張していた様子の生徒たちも、

しばらくすると慣れた様子で接客にあたっているようでした。

 

店の外でも、呼び込みを行う生徒たち。

地元の人や観光客へ積極的に声をかけ、来店を促しました。

 

カフェに訪れた人はー。

 

来店客

「いつもと違った感じで、何回か来ているんですけど

すごく新鮮な感じがして、良いなと思いました。

また、これもお勉強の一環で良いのではないかなと思います。

慣れてないっていうのが初々しくてよいと思いますけどね。

(きょうはどちらから?)きょうは東京から。

初めに呼び込みでなんか初々しい感じで、

協力してあげたいなという気持ちになったので

テイクアウトでコーヒーをお願いしました。」

 

 

土屋さん

「放課後の間に2~3名ずつぐらいで研修に来ていたので、

そこでコーヒーの淹れ方だとか。

あとはお菓子の説明だとか、いろいろお伝えさせて頂きました。

アルバイトとかでは社会に出ている子っていうのは

研修中にもバイトしているのっていうところから、

結構な人がやっていたんですけれども。

でも、やっぱりバイトとは違う今回は完全にお任せな経営なので、

そういうところでいつもとは違う責任感もありながら、

実際に自分たちで考え出す。

どこに何を張ろうだとか、何を書こう。

どうやってお客さんを集めようだったりだとか。

そういう楽しさっていうのが、

こう伝わってもらえたら嬉しいなって思っています。

要望があればどんどん協力していけたら嬉しいなという風に思っています。」

 

生徒たちは、今回の結果をまとめ、

年明けに行われる

学習成果発表会で報告予定だということです。