持続可能な森づくりを進める

一般社団法人ディバースラインが、

10日と11日の2日間にわたり、

自伐型林業をテーマにイベントを行いました。

 

このイベントは、

環境に配慮した小さな林業

「自伐型林業」をテーマに

行われた参加型イベントです。

小諸市と乙女湖公園 野鳥の森エリアの

管理協定を結び、

持続可能な森づくりを進める

一般社団法人ディバースラインの主催で行われました。

 

10日、11日と両日参加で開催された今回。

イベントには、市内外から17人が参加しました。

 

1日目となった10日(土)は、安藤百福センターで、

「森のしごととくらし」をテーマにトークセッションを開催。

 

一般社団法人ディバースライン代表の

天野紗智さんや、

小諸市農ライフアンバサダーの

武藤千春さんらが登壇し、

自伐型林業を組み合わせた多様な働き方について

話し合いました。

 

2日目は、乙女湖公園 野鳥の森エリアで、

作業道ワークショップを実施。

参加者は、アドバイザーの

自伐型林業推進協会

野村正夫さんと山林を歩き、

山の中で効率よく作業をするための

「作業道」の作り方を学びました。

 

野村さんは、最小限の除去作業で済むよう

小回りの利く重機の使用についても

アドバイスしました。

 

また実際に、災害に強い作業道を作るための伐採作業も体験。

参加者はワークショップを通して、

自伐型林業と自分のやりたいことを紐づけた

新たなライフスタイルの可能性を感じている様子でした。

 

天野さん

「第一の目的は、地域に森の担い手を増やす活動っていうのが目的です。

2小規模な林業やっている人たちが、私たちしかこの地域にはいないので、

仲間を作っていって、皆でこの地域の放置されてしまっているような森を、

綺麗に100年後にも残るような森にしていきたいなっていう思いでやっています。

あとは、私たちが林業をやりながら森と関わりながら、

どういうふうな生活をしているかとか、

どういうふうな暮らしをしているか、仕事しているか、遊んでいるか、

そういうのをもっとわかりやすい形で。

研修とか硬い形ではなくて、

トークセッションとか意見を交換しながら、

わかりやすい形でお伝えして。

参加者の方が「モリビトキャンプ」っていう名前なんですけど、

モリビトの暮らしをイメージできるようなイベントを

行いたいなと思って今回開催しました。

みんなそれぞれ、今おかれている仕事とか現状とか違うと思うので、

自分のライフスタイルにどういうふうに

森とか山を取り入れていくかっていうのを、

いったんイメージしてみて、自分の好きなことに組み合わせたりとか、

今やっている仕事に組み合わせてみたりとか、

そういうワクワクを膨らませてもらいたいなと思います。

それで本当に、林業をもっとやってみたいっていう方がいたら、

来年度以降ももっと本格的な研修とかも行っていくので、

そういうのにもぜひ参加してもらいたいなと思います。」