東山区では、天池でそばを栽培する団体

「縁(えにし)の会」による新そばの試食会を

3日()に文化センターで開きました。

 

この日は、天池の耕作放棄地を活用し、

そばの栽培を行う「縁(えにし)の会」が、

東山区の区民に向けて新そばの試食会を企画しました。

 

「縁(えにし)の会」は

天池の耕作放棄地を活用し、

そばの栽培・製粉・そば打ち体験などを行っています。

市内在住者や、関東に住む人など、おそよ50人で活動。

NPO法人 小諸・高峰森の会の活動に続く形で、

ことし3月に発足しました。

 

塩川さん

「もともと小諸でそばを作られているNPO法人がありまして、

そこで活動されている方がですね、高齢になってきて、

次の世代につなげたいということでですね、

そこでおそば頂いて、食べさせてもらったんですけど、

それのそばがすごくおいしくで、

それが自分の住んでいる小諸で作られているんだっていうのを

初めて知ってですね、そこがきっかけでお手伝いさせてもらいたいなと。

小諸の人と、NPO法人の方もですね、

横浜在住の方なので、関東圏からやりたいよっていう人が集まってきて、

今こういった形で縁の会という形で、活動している形になっています。」

 

この日は、製粉したばかりのそば粉を使って、

東京や神奈川から駆け付けた「縁(えにし)の会」のメンバーが

60食分のそばを打っていきました。

 

このそば粉は、

そばを天日干しし、石臼で製粉した、こだわりがつまったもの。

 

試食した東山区の人たちは―

 

区民

「おいしかった」

「香りもいいし、コシもいいしおいしかったです。

何回でも食べられると思います、これは。」

 

おかわりをする人もいるほどの人気ぶりで、

試食した人たちは、手間暇かけて作られた

天池産のそばのおいしさに

感動している様子でした。

 

区民

「けっこう味とかもしっかりしていて、けっこうおいしいですね。

あたたかみ的なのは感じられるような気がしますね。」

 

縁の会 塩川さん

「本当にみなさんにおいしいって言っていただけて

すごくうれしいですし、

ことしから僕らもそばの栽培の方やらせてもらって、

一通り種を植えるところから栽培して、

収穫してっていうところを経験して、

食べてもらってっていう一通りのところができて感動しています。

まずですね、おいしいそばって

どうやって作られているんだろうっていうところから始まって、

種をまいて、収穫して、2か月ぐらいでできちゃうんですよね。

その間ね、草を刈ったりとか整備して、

そっから最後ね収穫してっていうところで、

大変な作業だなっていうのも感じましたし、

一番大変だったのは、天日干しをしてっていうところですね。

そこが大変だなって思いました。

でも、この味っていうのは、

天日干しっていうのがかなりいいんだなっていうのを感じましたし、

苦労とおいしさっていうは

比例してくるんだなっていうのは感じたので、

大変な部分はありましたけど、感動の方が大きかったですね。

こういったおいしいものとかですね、

感動を共有しながら、このおいしいとか、

うれしいなって思えることをみなさんで共有できてくる。

その輪をどんどん広げていけたらなって思っています。」

 

「縁(えにし)の会」では、

今後も市内の様々な地域で

天池産のそばのおいしさを広めていくと共に、

後継者のいない農家の技術や経験を継承する活動も

行っていきたいとしています。