市内各地の区長らが一堂に会し、

地域のさまざまな問題について考える

小諸市区長会研修会が

先月26日(水)に開かれました。

 

区長会研修会は、

各区が抱える問題を区長同士が共有することで

課題解決に生かそうと

例年この時期に開かれています。

 

ことしは、2年ぶりの開催となり、

会場のステラホールには、およそ50人が集まりました。

 

この日は、「電話でお金詐欺被害防止」をテーマに、

小諸警察署 生活安全・刑事課 生活安全係の

坂巻晴彦係長が講演を行いました。

 

小諸市ではことしに入り、

前年を大きく上回る6件の詐欺被害が発生し、

被害総額は5365万円にのぼります。

 

今回、詐欺の手口や、被害者の心情を知ってもらおうと、

小諸防犯協会連合会防犯女性部による

寸劇も上演しました。

 

劇では、息子と名乗る男性が

一人暮らしの高齢者の女性に突然電話をかけてきます。

 

この後、主人公の女性は、

息子の携帯電話に直接電話をかけ、

これまでの話は詐欺師による作り話だったことに気づき、

被害を免れます。

 

坂巻係長は、

「被害者は、犯人の作った物語から逃げ出せなくなる。

功名な手口には、

備えをしておかなければ太刀打ちできない。」と話し、

次のように啓発を呼びかけました。

 

「詐欺の入り口は電話です。

そのため知らない番号からの電話には出ない。

あらかじめ留守番電話に設定しておくなど、

被害を防ぐ上では大変有効です。

ですからみなさんも、地域の集まりなどで、

電話でお金詐欺を話題に出していただき、

一人でも多くの方に電話でお金の話が出たら

詐欺を疑うことなどを指導していただきたいと考えております。

電話でお金、電話でキャッシュカードはすべて詐欺。

あらかじめ、固定電話を留守番電話に設定しておく、

電話にでんわ作戦などを話題に出していただきたいと思って、

この場を借りてお願い申し上げます。」

 

参加した各区の区長は

「電話でお金詐欺」について理解を深め、

区民らに被害防止の備えを呼び掛けていこうと、

気持ちを引き締めている様子でした。

 

小諸警察署では、希望があれば各区に出向いて、

「電話でお金詐欺被害防止」についての

講演を行うということです。