地域で守り伝えられてきたもの、後世に残していきたいものを

小諸市教育委員会が認定する、

「小諸ふるさと遺産」。

「令和4年度 小諸ふるさと遺産認定証交付式」が

今月7日(金)、市役所会議室で行われました。

 

この日は、

「令和4年度 小諸ふるさと遺産」として認定された

3件に対し、小諸市教育委員会から認定証が手渡されました。

 

「小諸ふるさと遺産」認定事業は

平成30年度に始まった小諸市独自の事業です。

後世に残していきたい遺産として市民から推薦された

文化財産や自然環境などを選定委員会が審議。

その後、小諸市教育委員会が認定します。

 

小諸市の貴重な財産が身近にあることを

市民に知ってもらうとともに、

観光客に小諸の魅力を発信することを目的としています。

 

今回、選定に携わったのは古文書調査や観光、

農村生活や社会教育の関係者ら5人。

令和3年度中に推薦のあった

小山田いくの2作品、小諸繁昌記小諸宿本陣主屋が

認定されました。

 

小山田いくは小諸出身の漫画家。

芦原中学校をモデルにした作品や

坂の町小諸を情緒豊かに描いた作品を残しています。

 

小諸繁昌記は永井與三郎が明治38年に編集・発行。

小諸町の繁昌の全貌を記した貴重な資料です。

 

小諸宿本陣主屋は北国街道を通る

参勤交代の大名などを迎えた由緒ある建物です。

旧小諸本陣問屋場と一体をなす建物で

平成7年、旧地に近い大手門公園内に移築されました。

 

平成30年度から4年間で認定された

「小諸ふるさと遺産」は今回のものも含め105件。

小諸市教育委員会は今後も認定事業に取り組みながら、

ふるさと遺産に関する情報を発信していきたいとしています。