ことしで終戦から77年が経ちます。

大戦での戦没者と

満州開拓で犠牲となった人々の冥福を祈る追悼式が

7日(金)にステラホールで行われました。

 

小諸市では、先の大戦での小諸市の戦没者と

満州開拓犠牲者の冥福を祈ると共に、

世界の恒久平和を願い、

毎年追悼式を行っています。

 

例年は、御幸町の平和公園で開催していましたが、

観音堂の改修工事を行っていることから、

48回目となることしは、ステラホールを会場に開催。

 

平和公園に保管してあった戦没者の銘板と名簿を設置し、

小諸市遺族会の関係者など、およそ50人が集まる中、

厳かに式典が行われました。

 

「終戦から77年の歳月が過ぎ去りました。

熾烈を極めた先の大戦では、

国内外において多くの尊い命が失われました。

大切なご家族の幸せを願いながら住み慣れた郷里を後に、

はるか異国の酷寒、猛暑の戦場で。

また満州開拓の荒野で命を落とされた方々の無念にいたすとき、

深い悲しみを新たにいたします。

戦争の犠牲になられた方々に対し、

心から哀悼の誠をささげますとともにかけがえのない

ご家族を失われたご遺族に対しまして深くお見舞い申し上げます。

先の悲惨な戦争の教訓を風化させることなく

次の世代に語り継いでいくとともに

二度と戦争の惨禍が繰り返されることのないよう

恒久平和の確立に向けて努力していく所存です。」

 

市長代理で田中副市長が式辞を述べ、

参列者全員で戦争の犠牲者に黙とうを捧げました。

 

また、遺族を代表して、

小諸市遺族会の遠山保雄会長が

追悼の言葉を述べました。

 

式の最後には、参列者による献花が行われました。

 

参列者は

献花台に花を手向けたのち、しっかりと手を合わせ、

改めて、戦争の悲しみや

命の尊さを噛みしめているようでした。

 

追悼式に続いては小諸市遺族会による

遺族大会も開かれました。

 

現在小諸市遺族会は会員が100人。

高齢化が進み、現在はほとんどが80歳を超えています。

 

戦後77年。戦争を知る世代が少なくなる中、

小諸市遺族会では、戦争の記憶を風化させることなく、

つないでいきたいとしています。

 

遠山会長

「親を亡くして本当に大変だったということは確かです。

お百姓なもんんで百姓の手伝いを生まれてから

ずっとしてきたという状況です。

母一人子一人ですから本当に母には感謝しております。

戦争のない平和な世の中を

後世に引き継いでいきたいという考えでいます。」