今月19日(月)は敬老の日でしたね。

小諸市内で今年度中に100歳になる方は、

9月1日現在で22人。

市内の最高齢は今年度105歳となる男性です。

市内の高齢化率は32.92%となっています。

敬老の日の19日(月)には、小泉市長が、

市内の最高齢の男性と、

今年度満100歳を迎える方を訪ねました。

 

来年2月に満105歳を迎える、

乗瀬区の甘利一さんは、

現在市内の男性の最高齢。

自宅を訪れた小泉市長に感謝の言葉を述べました。

 

「私、この年になっても顔だけ見ると決して年寄りには見えないでしょう。

自分でもそう感じます。一体どういう体なんだって。

しかも私戦争に5年も行ってきて。

最後はビルマに1年。中国に4年。

その間、弾に数回見舞われましたけれども、

命に別状はなく、けがは1つもなかったから、

こうして今みなさんとお会いできる機会が生まれているわけ。

ありがとうございます。(これからも長生きしてくださいね。)」

 

甘利さんは現在、

孫夫婦とひ孫3人の6人で暮らしています。

人と話すことが好きで、

来客があるといつも会話の中心にいると言います。

 

食べ物の好き嫌いはなく、お寿司や豚の角煮が大好物。

週に1度はお寿司を食べるといいます。

 

甘利一晴さん

「人生最高の幸せを感じました。

歳とったらくよくよしないことです。

横柄に考えちゃうなんでも。それが一番いいと思います。

好き嫌いはありません。特に戦争に行って、

5年間の戦争でちょうどの飯食ったことはない。

あなたがた、戦争っていうものを知らないけれども、

この戦争を全世界の人間にご披露して、

一斉に参加してもらえば、戦争なんてなくなるだろうなと思いますよ。

いつ閻魔様が迎えに来てくれても決して悔いはありません。

長生きすれば、みんなそうなります。

それが本当の欲から離れたということであります。

みなさんも長生きして。」

 

ことし11月に満100歳を迎える乗瀬区の塩川さとしさん。

 

小泉市長から、

国と県、それに市からの賞状や記念品が贈られました。

 

「これからもお元気で、長生きしてください。

なるべく認知症にならないように、数字のクイズなんかやっていると、

認知症にならないから、それを頑張ってやっています。」

 

塩川さんは現在、娘との二人暮らし。

「民宿乗瀬高原荘」を営む自宅の一階部分で

生活しています。

 

詩を書いたり、塗り絵をしたりと、

様々な趣味を持つ塩川さん。

認知症予防のため、数字のクイズを解いたり、

週に一度、デイサービスに通って筋トレをしたりと、

健康にも気をつかっています。

 

塩川さん

「私が末っ子でね、一番最後ですから、

きょうだいがいなくても、

わが子がよくやってくれるから幸せです。

若い頃は満州に3年いて、勤めてきました。

タイピストです。今はコンピューターになりましたけど、

タイピストはね、ここの盤に1200字あるの。

それを頭へみんな入れて、

字の場所を覚えなければぱちぱち打ってかれないでしょ。

それをみんな頭に入れて、私とても速かったです。

なんでもね、歌作るとか、絵を描くとか、

数字のクイズをやるっていうことはとても楽しみです。

100歳になると、他になにもやれないでしょ。

だからそれが楽しみです。

そういうことをやっているから長生きできると思いますよ。」