レーシングプロジェクト・チーム長野が

今月4日(木)から行われる

鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦します。

ライダーの櫻山茂昇さんに

大会前の意気込みを伺いました。

 

「チーム長野」は、平成28年に発足した

地域密着型のレーシングチーム。

地域のイベントへの参加、さらにイベントの企画・運営を通して、

長野県のPR活動を行っています。

 

県内出身者や県内在住者など

信州にゆかりのあるメンバーを中心におよそ25人で活動。

小諸市をホームタウンとし、市内芝生田のバイク整備会社

「L‘s Factory」を拠点に

活動しています。

 

「チーム長野」が1番の目標としているレースが、

世界耐久選手権のシリーズ戦の1つとして組み込まれている

日本最大のオートバイレース

「鈴鹿8時間耐久ロードレース」

通称「鈴鹿8耐」です。

 

令和元年には、「鈴鹿8耐」の本大会にチーム単独で初出場。

64チーム中51位という成績で見事完走しました。

 

チーム長野は、去年、おととし共に、

「鈴鹿8耐」への参戦権を獲得していましたが、

大会の中止が相次ぎ、悔しい思いを強いられました。

 

ことしは、3年ぶりに「鈴鹿8耐」が開催されることに。

去年の参戦権が持ち越され、

ことし、待ちに待った「鈴鹿8耐」への出場が決まりました。

 

櫻山さん

「2020年、2021年と鈴鹿8耐の参戦権を得て、

毎年8耐に出るために必死に準備をしてきたんですが、

新型コロナの影響で2年連続中止ということで、

非常にチーム的にも継続が難しくなったり、

大変な時期がいろいろとあったんですが、

それをなんとか乗り越えて3年ぶりの8耐ということで、

ことしは開催となりましたので、

この3年分の悔しい思いとか、

みなさんに支えられてきた感謝の気持ち、

全ての思いを背中に背負ってですね、

しっかり8時間走り切りたいと思います。

2019年のときとは、ライダーもスタッフも入れ替わっていまして、

その中で8耐として戦うのは今回初めてなので、

実質チームとしてもリセットされたような感じで臨む8耐ですので、

そこは結構未知数なところがあるんですが、

そこはみんな1人ずついろいろ頑張っているので、

前回以上の結果が出せるんじゃないかなという風には思っています。」

 

「例年ですと65チームが最大のエントリー数なんですけど、

今回、コロナの影響で45チームで、すでに20チーム少ないんですけど、

いわゆる入賞っていわれるのが20位以内なんですが、

私たちのような市民チームが20位入賞するっていうのは

奇跡に近いことなんですが、

ぜひその奇跡を起こせるように頑張りたいっていうのが

チームの目標です。」

 

メカニック 佐藤さん

「一般のバイクですと、バイクにライダーが合わせる、

例えばポジションとかもそうなんですけど、

合わせるっていうのがあるんですが、レース上では、

ライダーに車体を合わせていくっていうのがかなりありますね。

なおかつ、耐久レースになりますと3人が交代で乗りますので、

それぞれの体格、また乗り方、そういうのも全然変わってきますので、

そこを3人がどう妥協できるのか、

ベストなところで妥協をするというセットアップが

かなり大切になってきます。

ことしの8耐は3年ぶりに行われるレースなので、

19年のときよりも上にということで、

何もトラブルがなければ

それなりの順位にはなるだろうと思っているんですけれども、

そのトラブルがないように、メカニックもそうですし、

ライダーもそうですし、他のサポートの方々もみんなが一丸となって

8耐のときには協力し合って、最後はみんなで喜ぶと、

そういうレースができたらいいなと思います。」

「2022 FIM 世界耐久選手権

〟コカ・コーラ〝鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会」は、

三重県の鈴鹿サーキットで

今月4日(木)から7日(日)までの4日間に渡って行われます。

 

櫻山さん

「一番大事なことは、

自分が受け取ったバトンを次のライダーに引き継ぐっていうことが

何よりも大事なので、

そこは本当に自分だけの戦いではなくて、

チーム長野を応援してくださるすべての方の気持ちをつなぐっていうことが

私の使命だと思いますので、

それをしっかり8時間達成できるように、

ライダーとしても、チームの創設に関わったメンバーとしても、

全体的な様子も見つつ、

今まで経験してきたことをすべて出し切れるように、

一生懸命戦いたいと思います。」