今年4月にフランス・パリで開催された、

「第16回フェミナリーズ世界ワインコンクール 2022」の

日本ワイン赤ワイン部門で、ジオヒルズワイナリーの

「MIMAKI Merlot2020」が金賞を受賞しました。

 

12日(木)にはジオヒルズワイナリーの富岡隼人さんが

市役所を訪れ小泉市長に受賞の喜びを報告しました。

 

フランス・パリで開催された

「第16回フェミナリーズ世界ワインコンクール 2022」。

このコンクールは、ワインの本場、フランス国内で

上位5位に入る世界的知名度の高いコンクールです。

女性ソムリエや女性醸造家、女性ワインジャーナリストなど、

世界の女性ワイン専門家による

厳正なブラインド審査のうえ受賞銘柄を決定します。

 

今回、日本ワイン部門では97点が出品し、

32点が金賞を受賞。

ジオヒルズワイナリーの「MIMAKI Merlot2020」は、

そのうちの赤ワイン部門において、

初出品で見事金賞を受賞しました。

 

挨拶に立った小泉市長は祝福の言葉を述べるとともに、

「今勢いのある小諸のワイン文化を、

この受賞を機にけん引していっていただきたい。

小諸市民をはじめ、

多くの方に愛され親しまれるワインを

作っていっていただきたい。」

などと述べました。

 

ジオヒルズワイナリーの

「MIMAKI Merlot2020」は、

渋みを抑えた飲み口で、繊細な香りが特徴。

さらに果実味がでるよう、

新たな手法を取り入れ醸造しています。

そのイチゴのような果実味と、

香り豊かな優しい味わいが

今回の評価に繋がったのではないかということです。

 

「MIMAKI Merlot2020」のブドウは、

富岡さんの父、正樹さんによって、

2007年に御牧ケ原に定植。

その後、天候不順の影響で、2019年から1年間、

自社100%のブドウが作れない時期が続きました。

また2020年も7月の長雨によって

収穫量が減少するなど、苦労が続いたようです。

そんな苦労を乗り越えた末の今回の受賞。

富岡さんも、大変嬉しそうに受賞の報告をしていました。

 

富岡さん

「自分では賞を取れるとはまさか思っていなかったので、

すごく結果は嬉しいですし、

ただこの原料となるメルローは樹齢15年なんですど、

もともと父が植えてから15年たつので、

父がずっと育ててくれた、それを形にできたことそれを支えた母にもね。

この賞は両親に贈りたいですし、

ジオヒルズを支えてくださるサポーターの皆様だったりとか、

家族だったりとか。一番は、僕を支えてくれた妻と子供たちへ感謝ということで。

本当に感謝の賞とワインですね。

赤ワインなんですけど、

やっぱり一般的に赤ワインというのは渋みが重要な部分を占めるんですけど。

このミマキメルローは渋みは度外視して、

まずは香りと色合いえを中心に出せるように

その2点のみ中心に醸造して、栽培からもアプローチしてきました。

金賞という一番嬉しい賞を頂いて、ありがたいのですが、

この結果に慢心せずに毎年1年のぶどう栽培と、

こういう賞を毎年取れるぐらい継続していいワインを作っていきたい。

この賞を取ったことによってワイナリーさんの希望になったり、

市民の皆さんが誇りに思ってもらえるように今後も頑張っていきたいと思います。」

 

また受賞報告のあとには、マスコミ向けに試飲会も実施。

集まった関係者らが、

ミマキメルローの優しい味わいや、

香り深さに魅了されていました。