1年間を通して様々なジャンルの講座を行っている

小諸市公民館の「女性学級」。

11日(木)には、

小泉俊博市長を講師に招き、

「小諸版ウエルネスシティ」についての講演が行われました。

 

小諸市女性学級は、

女性が仲間と共に、様々なジャンルについて学ぶことで

家庭や地域社会での生きがいづくりにつなげていこうと

小諸市公民館が主催して開いているものです。

 

この日は、今年度の受講生60人のうち、40人が参加。

 

小泉俊博市長が、

「小諸版ウエルネスシティ」について講演を行いました。

 

市長は、少子高齢化、人口減少社会が到来し、

小諸市も2040年には総人口が3万2624人になり、

生産年齢人口が総人口の半分以下になる推計だと説明。

 

人口減少が進めば、行政サービスの低下や、

生活関連サービスの縮小、学校の統廃合など、

生活の利便性や、地域の魅力が低下し、

さらなる人口減少を招いてしまうと危機感を示しました。

 

そこで、

小諸市では、市民や市外の人から選ばれるまちにすることで、

人口減少を食い止めようと、

「小諸版ウエルネスシティ」を政策目標に掲げていることを説明。

 

小諸版「ウエルネス」の定義を、

「よりよく生きるためのライフスタイルのあり方」だとして、

「健康」分野のみならず、「子育て・教育」「健康・福祉」など

あらゆる分野で「健康」「健全」な状態を目指し、

快適で居心地が良い、

「自分に環る、何度でも帰りたい、住みたい、住み続けたいまち」に

していきたいと話しました。

 

続けて、最近の小諸市の動きについて触れ、

企業誘致が進み、

東京のIT企業が人材育成スクールを小諸駅前に開設し、

旧北国街道沿いや小諸駅周辺で

新たなお店や公共施設がオープンするなど、

小諸のまちが変わり始めたことを紹介しました。

 

地元の人が当たり前に思う地域資源が、

他には無い魅力となり

小諸が選ばれるまちになりつつあるとし、

市民が「小諸を知り、愛し、誇りに思い、行動する」ことに

つなげていきたいと締めくくりました。

 

参加した人たちは、小諸が持つ可能性について考え、

小諸の発展に期待を寄せているようでした。