こもろ観光局では、

若者に人気のクリエーターとコレボレーションし、

島崎藤村の「初恋」をモチーフにした楽曲を制作しました。

 

こもろ観光局では、

若い世代をターゲットに小諸市の認知度を高めようと、

今回の楽曲を制作。

 

コロナ禍で遠方から小諸に足を運ぶ機会が減っている中、

小諸とのつながりや小諸の空気感を

感じられる作品となりました。

 

小諸ゆかりの明治の文豪・島崎藤村の「初恋」を

現代の人気クリエーターと共に令和版の「初恋」として制作。

動画投稿サイト「YouTube」で

先月19日から配信したところ、

今月6日時点で再生回数が40万回を突破しました。

 

楽曲を歌うのは、

若い世代に人気のバーチャルユーチューバー

「戌亥とこ」さん。

多種多様なインフルエンサーが所属する

「にじさんじプロジェクト」に所属しています。

 

イラストで展開される背景には

懐古園の風景が盛り込まれ、

戌亥とこさんのファンから

小諸が新たな「聖地」として注目され始めています。

 

島崎藤村が

「初恋」の詩を明治29年10月30日に発表したことにちなみ、先月30日から、

「島崎藤村ゆかりの地を記した地図」と、

「戌亥とこのアクリルスタンド」をセットにして販売。

 

藤村記念館や中棚荘、

「小諸駅のまど」などで販売したところ、

多くのファンが小諸市を訪れ、グッズは瞬く間に完売。

今月6日からは、増刷分の販売を行っていて、

早くも小諸の観光を盛り上げています。

 

花岡さん

「今回にじさんじプロジェクトという

若い子たちに人気のあるコンテンツと組んで

初恋というのをリバイバルさせてもらいました。

今小諸市内でもけっこう与良町とかが若い方がお店を始めたりとか、

小諸のまちなみの魅力を感じてくださる方が

けっこう多くなってきているので、

小諸の昔からあるコンテンツが魅力があるんじゃないかと、

1つ推測したこと。それと、初恋っていうテーマについては、

90代、100歳までみんな経験があることなので、

世代世代に応じて、自分に置き換えることができるテーマだったので、

今回初恋を使うことにしました。

本当に多くの方に見ていただいて、

ツイッターでのコメントですとか、

YouTubeのコメントなんかを見ると、

小諸市内に実際に住んでいる10代ぐらいの子たちが、

こういう楽曲作ってくれてうれしいですとか、

こういうことやってくれてよかったっていう声も聞きますし、

島崎藤村の作品をもう一回読み返したいとか、

そういう動きが出てきたのは、

本当によかったかなと思いますね。

今回ねらいとして、小諸という文字とかを

一切出さないようにしていたんですよね、

小諸というのをあえて言わなくても

作品自体に小諸という文字を入れることで

邪魔をしちゃうことがあるので、

それを入れずに、クオリティを保ちながら、

小諸というものをきちんと感じていただけるということに、

今の時代にできたことは本当によかったので

今後の広報戦略についても、

そこらへんのことを加味しながらっていうことと、

なかなか今回の、人気クリエイターと楽曲を作るっていうことは

なかなか地方行政だと難しいことだと思うんですけど、

東京とかでやられることが、

こういう地方でもきちんとやれるっていうことがあるので、

若い子たちには、Uターンでこっちに帰ってきていただいて、

こっちで仕事していただいたりとか、

将来的に地元で貢献できる仕事があるんだなっていうのを

若い子たちに感じてもらえればいいかなって感じています。」