県教育委員会は県立高校の「再編・整備計画」の中で、

小諸商業高校と小諸高校を再編対象校としています。

先週17日には、

「小諸新校再編実施計画懇話会」の7回目の会合が、

オンラインで開かれ、

新校の校地として「小諸商業高校」を活用することが

決まりました。

 

小諸商業高校と小諸高校の再編統合を議論する

「小諸新校再編実施計画懇話会」。

先週17日、オンラインで開かれた第7回の会合では、

懇話会委員8人で構成する「校地検討部会」から、

新校の校地の原案が示されました。

 

原案として示されたのは、

現在の小諸商業高校を新校地として活用する案です。

校地検討部会では、

「生徒の利便性や安全性の観点から、

小諸駅に近い小諸商業高校が望ましい」として、

市が進める「多極ネットワーク型コンパクトシティ」に基づき、

地域との連携にも期待できるとしました。

これを受け、校地として示された原案は、

賛成多数により確定。

県教育委員会では、この案を軸にして、

再編・統合を進めていくことになりました。

 

これまで校地検討部会では、

小諸高校か小諸商業高校どちらかの活用、

または、小諸市の郊外に新用地を確保する案などについて検討。

生徒の利便性を考慮して

小諸商業高校の案に絞ったということです。

 

去年立ち上げられた「小諸新校再編実施計画懇話会」では、

両校の生徒会が「新校」について、

両校の伝統を生かしながら

地域と連携した新たな学びを提案するなど、

積極的に議論を進めてきた経緯があります。

 

原案が確定したことで、

校地検討部会では、早期の開校を要望。

普通科や音楽科の活動に必要な

施設・整備の充実も求めています。

 

また、小諸高校の跡地の活用や、必要な校地の拡張については、

まちづくりの視点で

小諸市が長野県と協力して対応することを要望しました。

 

県教育委員会では今年度中に

再編実施計画を決定していく予定です。