県内で唯一、音楽を専門的に学ぶことができる

小諸高校音楽科。

今年度、弦楽器専攻の中に

新たにハープの課程を設けました。

 

県内唯一の音楽科のある小諸高校。

ピアノ、声楽、弦楽器など6つの専攻があり、

今年度、

弦楽器専攻の中にハープの課程が新たに設けられました。

 

そんな中、今年度からハープ過程で学んでいるのが、

2年生の岩下柚貴さんです。

小学5年生からハープを学び、

小諸高校音楽科にはフルート専攻で入学。

ハープを学びたいという岩下さんの希望に応え、

ハープ課程ができたことから、

岩下さんはことし3月に転科試験を受け、

ハープ課程へと移りました。

 

岩下さん

「1人で家で練習するだけじゃなくて、

学校で練習できると自分的に意識も高くなってきて、

もっとこうしたいっていうのも

他の人の音を聞きながら考えることも多くなったので、

やっぱり学校でこうやって練習できたり、

レッスンできたりして、専門的にも学ぶことができて、

自分の成長にもつながっているなって思います。」

岩下さんは音楽大学のハープ科への進学を目指し、

週に1回、ハープ奏者の井田結貴乃さんから

レッスンを受けています。

 

岩下さん

「表現的なこともそうなんですけど、

技巧的な指の動きだったりとか、

ペダルの使い方とか、表情のつけ方とか、

細かいところまですごく意識するようになって、

先生にも見ていただけて、

今まではただ音楽を楽しむっていうだけだったところが、

こう魅せていきたい、

こう人に聞いてもらいたいっていうのが出てきて

自分でも緻密な音楽を作れていっているのかな

って思うようになりました。

ハープの魅力は温かかったり、

ふんわりしたそういう感じだと思うので、

私も人を包み込むような、

会場を温かい気持ちにさせるような、

温かいハーピストを目指して、

これからももっと表現などをつけていけたらなと思っています。」

 

1995年に設置された小諸高校音楽科。

定員は40人ですが、

ここ数年は志願者が30人を下回っているといいます。

音楽科ではさまざまな楽器が学べることをアピールし、

音楽科の志願者増加につなげていきたいとしています。