人命救助に尽力した市民ら4人への感謝状贈呈式が

先月26日(月)に小諸消防署で行われました。

 

この日は、人命救助をしたとして、

小諸市在住の白鳥正明さんと

芦原中学校3年生の片桐優太さん、宮坂翔吾さん

八嶋天さんの4人に

佐久広域連合消防本部の黒岩亨消防長から

感謝状が贈られました。

 

ことし5月30日の午後4時ごろ、

市内西原で、自走式草刈機に誤って巻き込まれ、

下敷きになって動けなくなっていた82歳の男性から

隣人である白鳥さんに助けてほしいと電話が。

 

駆け付けた白鳥さんは、すぐに救助をしましたが、

1人の力では、自走式草刈機は持ち上がらず。

他に手伝ってくれる人を探していたところ

中学生3人がたまたま現場を通りかかり、

一緒に男性の救助にあたりました。

 

的確な応急処置が行われたことで、

救急隊がより速く処置することができ、

病院到着時間の短縮に繋がりました。

 

白鳥さん

「ただ電話がかかってきたからどんなことか分からず、

それで飛んでいきました。

着いたときは、どういう状態で電話がかかってきたか分からないもので、

行ってみたら機械があるだけで怪我をしている人は見えなかった状況です。

そして、行ってみたら下敷きになっていて、

一度機械を持ち上げたが、当人が動けると思ったが、全然動けなくて、

いつまでも持っているわけにもいかないから、

一旦降ろしました。痛かった顔が今でも浮かびます。

そして、一人ではどうしようも出来ないので、

誰かを呼ばないとだめだと思ったが、

道を見たらちょうど中学生3人が来てくれたので、お願いしました。

本当に助かって良かったと思います。」

 

片桐さん

「まず、事故に遭った方の命が助かって良かったと思います。

現場を見た瞬間は、一瞬、何があったか分からなかったんですが、

下敷きになっている人を見て助けないとと思いました。

その人の命が助かるように機械から出すことだけを考えて、救助しました。

命を助け合える一員になれて良かったです。

人助けの大切さを学べました。」

 

宮坂さん

「人として当たり前のことをしただけですが、頂けて驚きました。

すごく驚きました。(怖さはありましたか?)最初はありました。

ですが、近くに行くと気持ちが切り替わりました。

本当に命が助かって良かったです。

人を助ける大切さが分かりました。」

 

八嶋さん

「当然のことができたと思います。

最初は信じられなくて、見たら人が機械の下敷きになっていたので、

助けようと思いました。

(すぐに行動に移せましたか?)来てすぐに移せました。

助かってほしいと思いながら助けました。

人を助けることがどれくらい大切か改めて思いました。」