小諸市では、65歳以上の一般高齢者を対象とする

新型コロナウイルスのワクチン集団接種が

今月12日(水)から始まります。

それに伴い、

新型コロナワクチン接種の内部リハーサルが

7日(金)に市民交流センターで行われました。

 

この日は、接種会場となる市民交流センターに

小諸北佐久医師会小諸支部の医師や看護師を始め、

こもろ医療センターの看護師、

それに薬剤師など、

ワクチン接種に携わる市内医療関係者の他、

被接種者役の市議会議員が集まりました。

 

間もなく始まる一般高齢者向けのワクチン接種を前に、

スムーズな接種ができるよう、

接種を受ける人がワクチンを接種し

帰宅するまでの一連の流れをシミュレーション

するために行われた今回のリハーサル。

 

まずは特設ハウスの中で、

予診票・接種券・身分証明書を提示し、

受付を済ませます。

 

10人ごとに接種会場となる市民交流センターへ移動。

ここで、予診票の記入内容を看護師が確認し、

スムーズな接種へとつなげます。

続いて、ステラホールに移動し医師による予診を受けます。

 

予診で問題がなければ、ワクチン接種を受けます。

 

その後、接種済みであることを示す証明書を受け取り、

2回目の接種日を確認。

 

隣の部屋に移動し、30分間経過観察を行います。

 

万が一、副反応が現れた場合は、

観察エリアで医師による応急処置を受けます。

 

さらに処置が必要な場合は、

リクライニング式の車イスで、

こもろ医療センターに搬送されます。

 

この日、

17人の参加者のうち最初に接種を受けた人は

経過観察の時間も含め1時間弱で接種を完了。

ほぼ予定通りにリハーサルを行うことができました。

あさって12日に始まるワクチン接種に向けて、

待ち時間短縮やスタッフの更なる意思統一などを

図っていくということです。

 

小諸市では、

ワクチン接種日時を地域ごとにグループ分けして設定し、

予め指定している他、

郊外に住む人に向けた送迎バスの運行も実施。

高齢者が接種を受けやすい環境を整えることで、

高齢者のワクチン接種率を上げたいとしています。

 

市長

「いま全国的に各自治体でワクチン接種の予約を

電話またはインターネット等で行って、

それがなかなか電話がつながらない、

サーバーがダウンしている、

そんなようなことがあるんですけれども、

小諸の場合はこちらからですね、指定の日時をお知らせしまして、

基本的には予約が必要ない、

どうしてもその日が都合悪いという方だけ電話をいただく、

そういうシステムになっております。それが一点。

それから、高齢者のみなさんに今の予約の件でも易しいんですが、

もう1つ、郊外にお住まいの方々、こちらのみなさんには、

基本的には地区ごとに接種日を決めていますので、

バス等の輸送でこちらに来ていただいて、接種をしていただく。

そんなことができるのが、大きな特徴であります。

高齢者のみなさんは例えば、独居の方、

また高齢者だけの家庭の方、

いろんな方がいらっしゃるんですが、高齢者の方がですね、

少しでも不安を抱えずに安心してワクチン接種をしていただく

というのが大きなねらいでありますので、これが一点。

もうひとつ、ワクチンの接種というのは

全体の6割以上の方が接種することによって、

集団免疫といって、コロナ感染症にかかりにくくなる。

これをねらっていくっていうことが非常に大きいことであります。」