来年4月に予定されている新保育園開設に向けて、

活動方針や目標を決定し共有するための

プロジェクト会議の初会合が、

先月28日(水)に市役所で行われました。

 

この日開催された第1回プロジェクト会議には、

各保育園の園長や主任の保育士をはじめ

教育委員会の関係者など、

およそ20人が出席しました。

 

小諸市教育委員会では、

平成19年に懇話会からの

「公立保育園の進むべき方向についての提言」を受け、

平成29年に

「小諸市公立保育園の整備充実に関する検討会」を設立。

 

少子高齢化による園児数の減少などが懸念されることから、

保育園新整備に関する議論を続けてきました。

 

議論の結果、

現在7園ある公立保育園の中でも

建築から40年以上が経過し老朽化が進行している

中央保育園と芦原保育園の2園を統合すること。

 

また、

建て替えには南城公園50メートルプール跡地と

冒険の森の一部を建設地とすることを

基本方針として決定。

 

公園とのつながりが感じられる自然豊かな施設で、

のびのびと遊ぶことができる開放感のある新保育園として

実施設計が進められ、

来月からいよいよ工事に入ります。

 

この日は来年4月の開設に向けて、

方針や理念の共有、

着工から完成までの日程の確認など、

重要事項の話し合いが行われました。

 

会議での進行を担うプロジェクトリーダーには、

芦原保育園 主任保育士の吉田美帆さんが就任。

 

吉田さんは新保育園開設に向けて

前向きな思いを語りました。

 

吉田先生

「今現在、芦原保育園・中央保育園でお預かりしているお子様がね、

また新しい園に行きます。

芦原保育園でも中央保育園でもそれぞれ園の特徴を生かしながら

子どもたちの成長を見守り、

成長のお手伝いをするということを第一に考えて保育していますが、

新しい園に行ってもそれは変わらないことであって。

保護者の皆様と協力しながら

子どもたちの成長に良い助けになるような保育を

していけたらなと思っています。」

 

「千曲保育園にいたときに散歩に行ったりだとか、

自分の子どもを連れて遊びに行ったりしたこともあるんですけど。

本当に自然が豊かで、どんな遊びでもできるなと思うんです。

子どもたちがどんな発想をしてどんなことをしたいって

子どもたちが言うかなってそれがすごくワクワクしている。

私たちが考えつかないような遊びを作りだしてくれるんだろうなと思って、

その環境を生かして子どもたちと一緒に考えながら保育していけたらなと思います。」

 

また、会議後半には、

小林教育長から保育士らに向けて

「豊かな自然環境とはどのようなことか」という

問いが投げかけられ、

それぞれが自分の意見や想いを語る時間もありました。

 

「木の実に触れたり、鳥の声を聴いたり、

においとか五感を働かせながら子どもたちが育っていけたら、

成長につながるなと感じています。」

「一日経ってからやるとかじゃなく、

やりたいことがすぐにでもできる自然がそばにあるっていうのは特徴なので、

やりたい保育と自然を生かした教育ができるのは

豊かな自然環境なのかなと思います。」

 

プロジェクト会議は今後毎月開催。

この会議の中で

新保育園のコンセプト作りや

新名称の考案がされる予定です。

 

保育園の名称については

市民からの公募の中から決定する方針で、

詳細は広報こもろの6月号に掲載予定となっています。