小諸高原美術館・白鳥映雪館では、

「縄文の小諸人(じん)」と題し

市内の石神遺跡と氷遺跡で出土した

土器や土偶を展示しています。

 

「縄文時代に小諸の地に住んでいた

祖先の暮らしを感じてもらおう」と、

小諸市教育委員会が主催した今回の企画展。

 

市内の石神遺跡と氷遺跡で出土した

土器や土偶およそ50点や

ふ、装身具などを展示しています。

 

企画展の目玉の1つは、「ネックレスをした土偶」。

首の模様は、縄文人が身に着けていた

ネックレスを表現していると考えられていて、

大変めずらしいものです。

その他、ゴーグルを着けたような見た目が特徴の

石神遺跡から出土した「遮光器土偶」や、

美しい幾何学模様が特徴の「氷式土器」も

展示されています。

 

会場には、

石神遺跡周辺を撮影した幅7メートル、

縦およそ1.5メートルのパノラマ写真も展示。

土器が出土した場所をイメージしながら

鑑賞することができます。

 

白鳥さん

「小諸市にはですね、

埋蔵文化財が多く所蔵しているものがあります。

土器とか土偶とかが主にそうなんですが、

そういったものを市民のみなさんに見ていただいて、

小諸に私たち住んでおりますが、

小諸のご先祖様、いったい太古の昔、

どのような生活を営んでいたのか、

ですとか、そういったものを想像していただけたらと思って、

今回企画させていただきました。

今回はですね、大きなパノラマ写真もですね、

背景に展示しまして、その前に土器とか展示物を設置しております。

土器と一緒に組み合わせて見ていただいて、

より当時住んでいた人たちの生活が

イメージできるように展示物など工夫しておりますね。」

 

企画展「縄文の小諸人(じん)」は

今月13日(土)まで開かれています。

 

白鳥さん

「『縄文の小諸人』は、

非常に今までとは違った埋蔵文化財の展示となっております。

スポットライトで、今までとはまた違った雰囲気で

展覧会を楽しむことができると思いますので、

古代のロマンを感じていただけたらと思っております。

ぜひみなさんお越しください。」