きのうお伝えしたように、感染が急速に拡大している小諸市。

県はきのう6日、小諸市の

感染警戒レベルを「5」に引き上げました。

市町村単位でレベルを引き上げるのは初めて。

更に、県内初のレベル「5」となります。

 

レベルの引き上げにより県では小諸市に対し

次の8項目について対策を実施します。

  • 高齢者や基礎疾患のある人に不要不急の外出自粛の協力を要請。
  • 感染拡大予防ガイドラインを遵守していない酒類の提供を行う飲食店の利用を控えるよう協力を要請。
  • 酒類の提供を行う飲食店などに対しエリアを絞って、今月8日から21日まで、休業、営業時間の短縮について協力を要請。
  • 営業時間の短縮などを行った事業者を支援。
  • 飲食店の従業員などに対し集中的な検査を実施。
  • 市と連携し感染拡大防止対策にかかわる地域の取り組みを支援。
  • 大人数が集まるイベントなど、実施にかかわる慎重な検討について協力を要請。
  • 公民館など人が集まる公共施設の使用停止を要請する。

としています。

 

この対策により、市内相生町1丁目から3丁目、

大手1丁目、2丁目、赤坂1丁目の一部の地区の

酒類を提供する飲食店およそ130店に対し、

営業時間の短縮や休業を実施するよう要請します。

そのうち、スナックやバーなど接待を伴う飲食店には、

感染拡大予防ガイドラインを守っていない店舗に

休業を要請。

 

遵守している店には、営業時間を午後8時までに

短縮するよう要請します。

 

また、居酒屋や食堂、レストランなどで

酒類を提供する店にも宅配やテイクアウトを除いて、

午後8時までに営業時間短縮を求めます。

要請に応じた事業者には、

県が協力金56万円を支給します。

 

なお、県は、市内の接待を伴う飲食店5店で、

従業員や利用客複数の感染が判明したことから、

今回の時短要請の対象となる地域の、

接待を伴うスナックやバーなどで働く人に

無料のPCR検査を実施します。

感染拡大を抑えるねらいで行うもので、

対象となるのは、発熱やだるさなどがない無症状者です。

店舗数は対象地域のおよそ70店舗。

検査は予約制で、あす8日から10日の3日間

午後1時から3時にかけて市内で実施します。

 

検査を希望する場合は、

7日から9日の午前9時から午後4時までの間、

小諸市健康づくり課に申し込んでください。

症状がある人はかかりつけ医、または

佐久保健所まで連絡をしてください。

 

なお、感染警戒レベルが「5」に上がったことで、

市教育委員会では、市内小中学校を、

今月8日まで臨時休業として、12日から再開する方針です。

また、市内公立保育園7園と、子どもセンター・児童館3館、

児童クラブ3館は、9日(土)まで、

登園などの自粛を利用者に依頼。

12日(火)から再開を予定しています。

市のイベントや講演会などは21日まで中止。

22日に予定していた音楽のまち・こもろミニコンサートも

中止となります。

各区の公民館にも利用停止を求めました。

市内の施設は当面の間閉鎖、閉館の措置をとっています。

また、市役所業務体制は21日まで

職員を2割削減で対応するとしています。

 

なお、きょう午後3時から市役所職員が

広報車で市内を巡回し、感染予防の徹底を訴えました。

市では広報車による広報活動を期間中続ける他、

午前10時と3時、6時の計3回

防災無線で市民にも呼びかけるとしています。