野岸小学校で、

プロの音楽家たちでつくるオーケストラによる公演事業が

21日(水)に行われ、

子どもたちがプロの演奏を間近で楽しみました。

 

この事業は、

文化庁が、新型コロナウイルス感染症の影響により、

文化芸術鑑賞や体験などができなかった子どもたちのために、

プロの芸術に触れてもらおうと

今年度新たに企画したものです。

希望のあった学校に演奏家などを派遣するもので、

市内では野岸小学校が派遣を希望し実現しました。

 

野岸小学校にやってきたのは、

プロの音楽家たちでつくる

「サロンオーケストラジャパン」のメンバー。

 

市内を始め、全国各地の小中学校で

特別に音楽指導を行っている、プロの演奏家の早川潔さんが、

クラシックとジャズの融合によるオーケストラとして、

この事業のために立ち上げたグループです。

 

メンバーらは、楽器ごとに様々な音色を繰り出し、

子どもたちを楽しませました。

 

体育館内の3密を避けるため、

午前中を3コマに分け、

2学年ずつ体育館に集まり行われた今回の公演。

 

演奏家たちも感染予防対策をしたうえで、

子どもたちとの距離を空けながら、

体育館いっぱいにダイナミックな演奏を響かせます。

 

普段授業で使っている体育館が

あっというまにオーケストラの舞台となり、

子どもたちを魅了していました。

 

子ども

「管楽やっているけどそれ以上にすごかった。」

「迫力があってすごい演奏でした。」

 

早川先生

「公演が始まったのは10月になってからですので、

コロナウイルスでいろんな音楽の活動が

少なくなってしまっている中で

何とか作って行こうということで、

文化庁の大きな力をお借りして、

全国の子どもたちに

音楽を届けようというプログラムが始まりました。

まずは長野県小諸市の野岸小学校の子どもたちに

音楽を届けようということで

このオーケストラは東京からやってきたわけです。

音楽のすばらしさということだけではなくて

人と人との関り、隣の人を大切にする思いやり、

それから助けられたことに対する感謝の心、

そんな心のつながりというのを我々は持っているんですけど、

それを見ていただくこと、または聴いていただくこと。

それを通して子どもたちもお互いの絆を大切にしていただいて、

更にいろんな音楽とか楽器の種類に

関心を持ってもらえたらと願っているところです。」