今月21日(月)は敬老の日でしたね。

これに合わせ小泉市長が、

今年度満100歳を迎える方と

市内最高齢である男性、女性それぞれを訪ねました。

 

ことし7月に満100歳を迎えた古城区の有賀郁夫さん。

妻のもとさんと共に小泉市長の訪問を出迎えました。

 

有賀さんには、

小泉市長から、小諸市からの賞状や祝い金、

それに国と県からの賞状と記念品が贈られました。

 

有賀さんは3人の子どもと6人の孫、

4人のひ孫に恵まれ、

現在は妻と2人で暮らしています。

皆仲が良く、有賀さんが100歳を迎えるにあたり

子どもたちから写真付きのメッセージボードが

プレゼントされました。

 

体操を日課としている有賀さん。

50代のころから健康に気を使い、

今でも元気に暮らしています。

 

そんな有賀さんの楽しみはひ孫とのテレビ電話。

新型コロナウイルスの影響で

離れて暮らす親族が集まることができない中、

顔を見て話せることが嬉しいと言います。

有賀さん

「健康に気を付けてね、夫婦は喧嘩しないで。

そういうわけにはいかないけど。強くてね。

仲良くやってますから。

2人で楽しく毎日を暮らすことで食事にも文句言わないでね。

作ったものをおいしいおいしいとうそのようにやっている訳です。

2人で寝起きもある時間には寝て、

ある時間には起きて身体に気を付けてやっているのが。

そんな簡単なことですが。」

 

ことし8月に満100歳を迎えた古城区の竹内いえさん。

 

竹内さんにも、

国と県、それに市からの賞状や記念品が贈られました。

 

竹内さんは、娘の直美さん夫妻、

そして孫2人と共に暮らしています。

 

ことし6月に夫に先立たれ、

お盆頃は寂しそうな様子だったという竹内さん。

最近は穏やかな様子を取り戻し、

毎日新聞を読んだり、

家族の洗濯物を畳んだりと充実した毎日を過ごしています。

竹内さん

「本当に100歳かしらと思うって言っていますね。

本人もあまり100歳という自覚がないみたいで。

ほとんどの物はみんな食べられますし、

出した物は残さないで食べますし、

食べられるって大事だなって母を見ていて思います。

去年の秋頃は懐古園へ紅葉狩りに行ったんです。

父がまだ元気だったもので、父と2人で車いすをお借りして、

紅葉きれいだって喜びました。

なかなか足腰が動かないもので出かけるのがちょっと大変ですけれども、

もうじき紅葉がきれいになるから、

またことしも行かれたらなって思っていますけど。」

 

乗瀬に住む甘利一晴さんは2月で満102歳を迎え、

現在市内男性の最高齢です。

自宅を訪れた小泉市長に感謝の言葉を述べました。

 

甘利さん

「本日は敬老の日に市長さんをはじめ、

大勢のみなさんの祝福を受ける立場になりました。

甘利一晴はもはやこの人生の最後の最後の光栄に存ずる次第でございます。

人生は長くあり短くあり、紆余曲折でありますけど、

私が本日この100歳余りまでこうして健康で生きられたことは

私一人の力ではございません。

社会全般の力によって私は本日まで生き延びられたことを

深く感じている次第でございます。」

 

現在は孫夫婦とひ孫3人の6人で暮らしています。

足腰も丈夫で

自分の身の回りのことは全て自分でこなしています。

 

新聞を毎日読むことが日課で、

大好物の寿司は孫やひ孫の2倍くらいの量を

食べると言います。

 

甘利さん

「私はね、もう102歳を迎えたらね、この世の人生に未練はありません。

何も思い残すことはない。

若い時はこうはいかなかったんじゃないかなと自分でも思います。

もう100歳を超えてこの歳を迎えたら何の不平も不満もございません。

十分満足しています。元気ってことは身体が健康だってことだと思うんですよ。

健康だからこそこうやってみなさんとお話しもできるし、

自分に対して何の未練もないんじゃないかと思います。」

 

ことし3月に満107歳を迎えた、

市内にある特別養護老人ホーム

愛灯園で生活をしている甘利さとさん。

現在、市内に住む女性の最高齢にあたります。

 

この日は、息子夫妻らもお祝いにかけつけました。

甘利さんにも、

小泉市長から賞状や記念品が贈られました。

 

甘利さんは去年4月から愛灯園で生活。

好き嫌いがなく、なんでも食べることが元気の秘訣で、

意思が強く、身の回りのことは

何でも自分でやろうとするといいます。

 

70歳までは、

夫と息子と共に専業農家として畑仕事を行い、

市内でキャベツや白菜などを生産していました。

甘利さんは、「体が動けばまた畑に出て

仕事をしてみたいと」元気な笑顔を見せていました。

 

甘利さん

「(きょうね、市長さん含めみなさんにお祝いしてもらってうれしいですか?)

うれしいです。」

 

甘利さんの娘

「本当にお手本ですもんね。

こういう風に年をとりたいというか。

自分でできることは何でも自分でやるっていう気持ちが強いですね。」