ここからは、

高校生の部活動の話題です。

取材に行った中川キャスターに

伝えてもらいます。

 

はい、お伝えします。

先日からお送りしている市内の高校生の

部活動応援企画。

きょうは、小諸商業高校レスリング部をご紹介します。

小諸商業高校レスリング部では、

来月の全国大会の代替大会、

県大会に向けて活動しています。

 

目標としていたインターハイが中止となった中、

生徒たちはどのような思いで練習に向き合っているのか。

その思いを取材しました。

 

長野県レスリングの発祥の地小諸。

長い伝統を持つ小諸商業高校レスリング部は

現在、1年生3人、2年生1人、3年生2人の

総勢6人で活動しています。

 

部活動は毎週月曜日から土曜日の週6日間。

試合前は日曜日も練習しています。

 

少年レスリングの経験者も居ますが、

レスリング未経験の生徒も多いため

一からレスリングの基礎を学びます。

 

小川さん

「中学は剣道部だったんですけど、

高校に入り顧問の先生に誘われて入部しました。」

「キツイ練習のあとの達成感や今まで取れなかった強い先輩から

1点を取れた時が一番魅力的だと思います。」

 

竹内さん

「年少からマットに上がって小学校から本格的に始めました。」

「1対1で戦うので、技が決まった時とか

勝った時の喜びがすごく嬉しくて続けています。」

 

「団体でインターハイに出場」を目標に活動をしている

小諸商業高校レスリング部。

過去には個人で、

インターハイ出場や国体3位という成績を残しています。

団体で出場という目標を達成するため

懸命に練習に取り組みます。

 

新型コロナウイルスの影響で

4月から6月まで学校は休校に。

その間生徒たちは、各自、自主練習をしていました。

 

小川さん

「地元の方でランニングや筋トレをしたり、

ダンベルを借りてトレーニングをしたりしました。」

 

竹内さん

「ランニングを中心にウエイトトレーニングで体の維持、

体重の維持をしていつでも戦えるように準備をしていました。」

 

ことしは新型コロナウイルスの影響で、

3月に予定されていた全国大会が10月へ延期に。

目標としているインターハイの予選、

インターハイは中止。

インターハイの代替大会もなく、

3年生はことし一度も大会に出ることなく卒業します。

 

竹内さん

「今まで一緒に頑張ってきた先輩が大会なしで

引退する形になってしまって自分も残念に思ったけど、

先輩たちの方が残念だなと思いました。

でもレスリングを3年間続けたことは、

自分の中で良いものになると思うので、

これからも活かしてほしいです。」

 

新型コロナウイルスの影響で

3年間の集大成を披露する場を失った3年生。

しかし、今もなお練習は続けています。

 

小川さん

「今の時期新型コロナウイルスの影響で、

中途半端に終わってしまって、

やり続けたい気持ちもありましたし、

強くなりたいという気持ちもありました。

だから大学でも続けたいと思いました。」

「自分の1年生の頃より優れているので、

2年生の竹内に関しては小さいころからしているので、

どんどん上へ行って欲しいです。

1年生も自分よりも動けるし、

自分の出来る限りの力を出してもらって頑張ってほしいです。」

「大学に行って、練習はきついと思いますが、

自分やれる限りやって自立して頑張っていきます。」

 

3年生の気持ちを背負った1・2年生。

10月の全国大会、県大会に向けて練習に励みます。

 

竹内さん

「先輩たちは試合なく引退になってしまって

1年生も3人入って来てくれて、

これから小諸商業高校レスリング部が伸びていくと思うので、

その前に自分が今持っている力を全部出して

1つでも上へ行けるように頑張りたいと思います。」