小諸市議会9月定例会がきょう29日に閉会しました。

会期中に追加提出されていた

新型コロナウイルス感染症対応の補正予算案など、

全ての議案を可決。

更に、きょうの最終日には、

市長が地球温暖化防止に取り組む

「小諸市気候非常事態宣言」を表明しました。

 

きょうの議会では冒頭、小泉市長が

「小諸市気候非常事態宣言」を表明しました。

これは、ことし3月の市議会定例会で、

議員発議による

「気候非常事態宣言に関する決議」を受け、

行われたものです。

 

小泉市長は、

「市議会の決議を重く受け止め、

地球温暖化に向き合い、市民、事業者、行政が一体となって

地球温暖化防止の施策に取り組みたい」として

決意を示しました。

 

続いてきょうは

教育委員の任命の同意を求める議案が提出され、

議会の同意を得ました

教育委員に任命されたのは再任で、

塩川秀忠さんと柳沢由美子さんの2人です。

 

塩川秀忠さんは55歳。

株式会社大栄製作所社長を務めています。

現在は、小諸商工会議所副会頭として重責を担う他、

地域スポーツの推進を通して青少年健全育成にも

力を注いでいます。

塩川さんは教育委員として3期目になります。

 

柳沢由美子さんは68歳。

群馬県内の小学校教諭を務めたのち、

市内の新聞社記者として活躍しました。

現在は、佐久家庭裁判所調停委員を務めています。

柳沢さんは教育委員として2期目になります。

 

2人の教育委員としての任期は

ことし令和2年10月1日から

令和6年9月30日までの4年間です。

 

9月定例会には補正予算として、

旧小諸本陣建造物保存修理事業費や

「新型コロナウイルス感染症外来・検査センター」運営経費

プレミアム率40%となる「こもろ応援チケット」

第2弾の発行に係る経費など

あわせて6億2500万円が計上されています。

PCR検査を行う、

小諸佐久地域外来・検査センターは、

来月15日から市内で運用が開始されます。

 

これら一般会計補正予算案を含め、

条例案件や決算認定に関わるものなど、

今定例会に提出されていた議案は全て、認定・可決。

今年度の一般会計予算は

総額で241億9700万円となりました。

 

きょうの議会ではこのほか、議員発議で

「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う

地方財政の急激な悪化に対し

地方税財源の確保を求める意見書」が提出されました。

また、小諸市教職員組合から提出されていた、

「国の責任による35人学級推進と

教育予算の増額を求める請願」。

「義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める請願」が

それぞれ可決したことから、

議員から意見書が提出されています。