ことしで終戦から74年が経ちます。

先の大戦での戦没者と

満州開拓で犠牲となった人々の冥福を祈る追悼式が

ことしも4日(金)に行われました。

小諸市では、先の大戦での小諸市の戦没者と

満州開拓犠牲者の冥福を祈ると共に、

世界の恒久平和を願い、

毎年追悼式を行っています。

45回目となることしは、

会場の御幸町区の平和公園に

小諸市遺族会の関係者など

およそ50人が集まりました。

 

市長の式辞に続いて、参列者全員で

戦争の犠牲者に黙とうを捧げました。

また、遺族を代表して、

小諸市遺族会の塩川勝夫会長が

追悼の言葉を述べました。

 

「最愛の肉親を失われた遺族・遺児にとって

長く厳しく苦しい歳月でありましたが、

国難に順し肉親であることを誇りに懸命に生活を切りひらき、

今日に至っております。

戦争を知らない世代の方が多くなるにつれ、

今まさに皆様方のことを語り伝えていかなければならないとの思いを

新たにしているところでございます。」

 

式の最後には、参列者による献花が行われました。

参列者は

献花台に花を手向けたのち、しっかりと手を合わせ、

改めて、戦争の悲しみや

命の尊さを噛みしめているようでした。

 

ご遺族

「直接のあれは兄貴が亡くなっているもので、

お参りしなければならない。

一般的なことでいえば、もっと大きくなるけど、

個人的なことでいえば兄が亡くなっているということで、

23で亡くなっているからね。

これからもまだ自分の生命がある限り続けていきたい。」