交通安全に取り組む企業や団体の

若手職員たちによって結成されるヤングドライバークラブ。

今月3日(木)に開かれた年に一度の定例会では、

小諸市の安全について学びました。

この日は各事業所のヤングドライバークラブ会員の代表

18人が集まりました。

毎年この時期に行われている定例会。

活動報告や今後の方針が示された後に行われる講話は、

交通安全についてだけでなく、

市内外から市内の事業所に勤務する会員たちが

小諸の魅力について学ぶ場にもなっています。

はじめに講話を行ったのは、

小諸警察署 交通課の

薄井透課長です。

薄井さんは、2日現在交通死亡事故ゼロが871日続く

小諸市の交通事情について話しました。

「交通事故の発生につきましては

昨年の同時期に比べ大幅に減少している状態であります」

近年話題になっている危険運転・あおり運転の通報が

県内でも増えていることについても触れ、

自身の運転時の心理状態を理解して

運転をすることが大切だと話しました。

続いて登壇した

小諸市危機管理課の久保田孝夫課長は、

浅間山登山について話しました。

「地元の山、浅間山をぜひ知るきっかけとか

登るきっかけにしていただければと思いますので」

久保田さんは、ことし8月に小規模噴火が起こった浅間山の

これまでの登山規制の歴史について説明。

浅間山では

噴火警戒レベルに対応した登山規制・規制緩和を

先進的に進めてきたことを説明し、

安全な時にはぜひ地元の浅間山に登り、

自然に親しんでほしいと話しました。

参加者からはこれからの規制緩和に向けての質問も。

久保田さんは、

気象庁が発表する噴火警戒レベル次第だと説明し、

今後の見通しを話しました。

「今まで浅間はですね、噴石でけがをした人もいませんし、

ガスで亡くなった方もいませんので、

それは一番大切にしながらですね、

規制をしていきたいという風に考えております。」

 

参加した人たちは講話を聞きながら、

浅間山への理解を深めているようでした。