市内の経営者などでつくる奉仕団体

「小諸浅間ロータリークラブ」では、このほど、

市の重要無形文化財にも指定されている

小諸市八幡神社に伝わる「八朔相撲」へ

化粧まわしを贈呈しました。

12日(火)に行われた贈呈式には、

八幡神社の祭事係3人に

小諸浅間ロータリークラブの橋詰希望(のぞみ)会長から、

化粧まわしが手渡されました。

受け取った八幡神社祭事係副総代の大井由起夫さんは、

「我々がしっかり継承していきます。」などと、

感謝を伝えていました。

この日送られた化粧まわしは、

ロータリークラブのマークがデザインされているものです。

制作費は18万円。

小諸浅間ロータリークラブからの化粧まわしの贈呈は

去年に続きことしで2回目となります。

八朔相撲の始まりは元禄4年。1691年。

ことしで328年の歴史を数えます。

平成8年には小諸市の重要無形文化財に指定され、

神社の役員らが大切に守り伝えてきました。

取り組みを行うのは、地域の子どもたち。

取り組みの前には、

江戸時代から伝わる伝統の化粧まわしを締めた

子どもたちの土俵入りが行われます。

この化粧まわし。古くなったものから順に新調していますが、

高価なもののため一度に多くの化粧まわしを

新しく買い替えるのは困難です。

地域貢献を目的とした奉仕活動を続けている

「小諸浅間ロータリークラブ」。

今回の化粧まわしの贈呈を通じて

伝統文化の継承につながればとしています。

 

小諸浅間ロータリークラブ橋詰会長

「我々小諸浅間ロータリークラブは地区の行事に対して

何かお手伝いすることはないかということで、

いろいろ考えまして、八朔相撲が310余年つながって、

伝統ある行事でこれをぜひ後世に続けていただきたいと、

そんなことで何かお手伝いすることはないかということで、

役員の方たちとご相談をした時に化粧まわしが古くなってきていると

そのようなことで化粧まわしがほしいということで、

去年から贈呈を始めたわけです。」

「平和を願う行事、相撲ということなので子どもたちも

これでお相撲をとって伝統を守りながら

みなさんが平和になるように願って活躍していただきたい。

そんな風に思っています。」

 

八幡神社祭事係副総代 大井由起夫さん

「非常にありがたいことです。

昔各人で作った人もいるんですよね。

それを今ご寄付いただいてそれを実際に使っている子ども、

自分のお子さんにあったまわしを作っているとか

手作りの化粧まわしをいただいて使っている状態なんです。

またご立派な化粧まわしをいただいたもので、

後世に続けなきゃいけないと思っております。」