映画「男はつらいよ」で主人公寅さんを演じた

俳優・渥美清さんが愛したまち「小諸」。

そんな寅さんゆかりの地である小諸を

盛り上げていこうと活動している

有志のグループ

「コモロ寅さんプロジェクト」、通称「ココトラ」では、

古城にある旧渥美清こもろ寅さん会館地下の

やすらぎ会館で、

2、3ヶ月に1度

「寅さん全作フィルムで観よう会」と題し、

「男はつらいよ」シリーズのフィルム上映会を開いています。

 

10日(土)には、小諸が舞台になったシリーズ第40作

「男はつらいよー寅次郎サラダ記念日―」が上映されました。

 

この日会場には、市内外からおよそ70人が訪れ、

今から30年前に上映された、

小諸が舞台の第40作を鑑賞しました。

時折繰り出す寅さんの面白おかしいセリフや

人情味あふれる話は、

訪れた人たちをひきつけます。

懐かしの風景や、

今も変わらない小諸の街並みが映し出される今回の作品。

皆、引き込まれるように見入っていました。

 

訪れた人

「フィルムで映画を見られるのが

すごい貴重なのでいいと思います。

千曲バスが肌色のバスがとっても懐かしかったです。」

 

「小諸の風景うんときれいに映っていてね、

見事なもんでした。

(この上映会はよくいらっしゃるんですか?)

いつも来ています。

寅さんなかなかうまいからものすごく勉強になりますね。

生きているということがね。

次回いつかなと思って楽しみにしているんです。」

 

この上映会を企画している、

「コモロ寅さんプロジェクト」通称「ココトラ」は、

映画を通じて寅さんゆかりの地小諸を盛り上げようと、

様々な活動を行っています。

6年前から始めたこの上映会もすっかり定着し、

リピーターも増やしています。

昨年度は、県の元気づくり支援金を活用し、

ファンミーティングなども開催。

映画を生かしたまちづくり活動の

長期的な取り組みが評価され、

佐久地域67団体の中から

4団体の優良事業に選ばれました。

ココトラでは、今後も多くの人に、

寅さん映画の良さと、

渥美清さんが愛した小諸について知ってもらう活動を

続けていきたいとしています。

 

渡辺さん

「6年間という長い間だったんですけども

結構お客様が少ない時期もあったんですけども

増えてきたりして今回評価されたということで、

表彰もされるということなんですけども

そういうことも皆の団結力じゃないですけど活動、

これから頑張るぞという思いにこれからもつながると思います。

確実に48作全作品を上映していきたいと思っています。

寅さん50作目も山田監督来年に向けて

制作するという発表もあったので、

ぜひ50作目もチャレンジして上映していきたいと思っています。」