卒業前の思い出作りに取り組みました。

千曲小学校の6年生が、

土染めでオリジナルのTシャツ作りに挑戦です。

今月10日(土)千曲小学校には、

6年生13人と保護者らが集まりました。

土染めによるTシャツ作りは、

卒業前の思い出づくりにと、

保護者の提案で行われたものです。

講師を務めたのは、

土染め作家として立科町を拠点に活動している、

本間江里さんです。

使用したのは、「ベンガラ」と呼ばれるもので、

燃焼温度と調合によって、

天然の土から

様々な色合いを作り出した手作りの塗料。

赤や黄色、紫、藍色などの塗料と共に、

事前に用意した「千曲小の土」も加えられ、

いよいよTシャツ染めに挑戦です。

塗料にTシャツをつける前に、

麻のひもなどを用いて布を結んだり、

用意された板を使って布を挟んだりと、

身近な道具を使うことで、絞り模様ができます。

子どもたちは、自ら模様を考えると、

好きな色の塗料にTシャツをつけて、揉みこみながら、

色付けをしていきました。

用意された型を使って、模様をつける子も。

世界にたった一つのオリジナルのTシャツ作りに、

みな夢中になって取り組んでいました。

 

子ども

「(こちらまだ今染め途中かな?)

はい。最初緊張したんですけど

やってみたら意外と面白くてよかったです。

もむ時間によって色が変わったりするので

そこが楽しかったです。」

 

「ポイントでいろんな自分の好きな模様とか

そういうのが作れるのが面白いです。

この模様を肩の筋のところにつけたいなと思って。

卒業までにたくさんの思い出ができて楽しいです。」

 

「(これは見事完成ですか?)

はい。

(どうですか?)

思ったよりうまくできていてよかったです。

前にも1回やったことあったけど

他の模様が作れてよかったです。」

 

この日染めたTシャツは、乾かしてアイロンをかければ完成です。

あす15日(木)に行われる「児童会祭り」で

全員で着る予定だということです。