国税庁が全国の中高生を対象に募集している

「税に関する作文」のコンクールで、

小諸高校の生徒が佐久税務署長賞に選ばれました。

 

国税庁が毎年、全国の中高生を対象に募集している

「税に関する作文」。

次世代を担う若者たちに

税への関心を深めてもらうことが目的です。

昨年度は、高校生の部で

全国1750校から21万8208編と

多くの生徒が参加しています。

今年度は県内の高校から1937編の応募があり、

小諸高校3年生の清水さくらさんが

佐久税務署長賞に選ばれました。

 

「国を作るための税金制度」と題した清水さんの作文。

冒頭では、

「消費税が10パーセントに増税されることに賛成である」

と述べ、

理由として、

「将来を担う若者たちの教育費に充て、

教育格差をなくす必要がある」と

自身の考えを記述しています。

 

「税金が高い国では高等教育に進学する8割を

政府が負担することを知って、

それに比べて日本はどうなんだろうと考えたら

9割が自己負担になっていると聞いて。

親の負担も大きいし、

そこはもう少し政府に負担していただけたらうれしいなと思って。」

 

高校卒業後は大学への進学を考えている清水さん。

大学の学費について考え始めたことをきっかけに、

教育に占める税の投資額ついて関心を持ったと言います。

「私は両親がお金を出してくれるって言ってくれているので、

進学を考えていられるんですけど

何百万っていうお金がかかるなら

全員が全員進学できるものでもないと思うので。

前までは全然何も考えたことのなかった税金に対しての関心が高まったので、

税金が社会で生活していくにあたって、

どれほど役に立っている大事なものかっていうことを知っていただいて、

税金に関心をもってもらおうと私自身思いました。」

 

清水さんの作文は、

来月11日から17日まで「税を考える週間」にあわせ、

小諸駅構内に掲示される予定です。