小諸市では佐久建設労働組合と協力し、

一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯を対象に

ボランティアで住宅の補修を行う事業を実施しています。

ことしは21日(日)に、市内の高齢者宅を訪問しました。

 

住宅補修ボランティアは、

ひとり暮らしの高齢者宅や

高齢者のみの世帯の住環境を整えようと、

小諸市と佐久建設労働組合が協力して

30年ほど前から実施しています。

補修は1軒当たり30分程度、

材料費1万円以内の簡易的なもので、

費用は市が負担します。

ことしは東南部地区と北大井地区を対象に、

事前の下見を合わせて15軒を訪問しました。

この家には、84歳の女性が一人で暮らしています。

老朽化で床が下がり、引き戸が開けにくくなっていたのを

コンクリートブロックと木材をかませ、

正常の高さまで戻す作業のほか、

窓のサッシと壁との間にできた隙間をコーキング材で埋めるなど、

住民の要望を聞きながら補修を行いました。

 

高齢者

「主人が亡くなって16年ぐらいになるかな。

リフォームしなければいけないとわかっているんですけど、

その元気がないです。年金で。精一杯。

市役所で民生委員さん通じてみてもらって

ありがたいと思っています。」

 

市役所高齢福祉課によりますと、

年々、一人暮らしの高齢者は増えているということです。

市と佐久建設労働組合は、

この事業を今後も長く続けていきたいとしています。