放送法第6条の規定に基づき、放送番組の適正を図るため、

会社の施設区域内に住所を有する学識経験者の方々に審議委員を委嘱し、

審議会を開催して自主放送番組についてご審議いただきました。

 

【日時】 平成30年10月18日 木曜日 13時30分~

【場所】 コミュニティテレビこもろ西館 2階会議室

 

【出席者】

番組審議委員 甘利庸子(会社経営)
大塚禎三(歯科医師)
清水隆利(飲食店経営)
田中尚公(小諸市役所総務部長)
山下千鶴子(人権擁護員)

※50音順

 放送事業者 荻原守 (専務取締役)
後藤理恵(報道制作部課長)
井部美幸(報道制作部)

 

 

【次第】

  1. 開会
  2. ㈱コミュニティテレビこもろ専務 荻原守 挨拶
  3. 議事

(1)前回審議会後の取り組み等について

(2)番組視聴 約15分

(3)その他 番組に関する要望・新たな番組に対する提案等

 

  1. 次回開催について
  2. 閉会

 

 

3.議事

(1)前回の審議会後の取り組みについて

後藤
  • 新年度に入り複合施設の素案ができる前に2度目の報道特番を5月に放送
  • 7・8月に市民まつりの中継を全社員あげて放送
  • 8月に例年どおり「健速神社祇園祭」と「天王社祇園祭典」を放送
  • 9・10月運動会

 

(2)自主番組視聴 CTK制作番組紹介VTR (15分)

後藤 日々の月~金までのニュースをはじめ、

土曜日曜WIDEの情報バラエティ、市長の部屋、小諸ヒストリー。

その他に夏祭りの中継、特番、敬老会などのスペシャル放送、運動会、

コミュニティテレビで主催したモナコ少年合唱団のコンサートなど、

あらゆる番組を15分にまとめたものをご覧いただいた。

現在報道制作部が番組制作に関わる人数が7人と少数で制作しており、

ケーブルテレビ局でこの規模でこれだけのコンテンツをやっている局は長野県ではない。

私どもも色々課題があるが、現状これだけの番組をやっている。

皆さんの率直なご意見やご感想、提案などいただきたい。

甘利委員 今、テレビ等で4K放送についてやっているがよくわからないので教えてほしい。
荻原 今年の12月1日からBS放送のキー局、NHKと民放5局(日本テレビだけ時期がずれる)が

BS放送の中で4Kでの放送が開始となる。

これを私たちが受信するのにどうするかということだが、

少なくとも視聴者の方には、4K対応のモニターを買っていただく必要がある。

すでに去年あたりから家電量販店で4K対応型テレビという名前で販売していますが、

これは4K対応のモニターになったテレビという意味。

ただそれを購入しても受け入れる受信機がないと4K放送の電波が受け取れない。

4K対応型テレビという中にはそれが内蔵されていない。

弊社の1週間後に初めてその受信機が入荷する。

そのチューナーがテレビに内蔵されて初めて4Kテレビという名前になる。

弊社に加入しているお客様方には4K対応型のモニターをお持ちのお客様に限っては、

4K対応型のセットトップボックスを貸与する。

4K放送の良い点は、きめ細やかなキレイな映像が見られる点。

これに特化したコンテンツ、例えば、風景や車からの流れる映像や、

スポーツなどは、綺麗に見られます。

来年2019年に日本でラグビーのワールドカップがあるが、

これを目指して4K放送を各局が行っている。

なので、慌てて飛びつく必要はないが、

12月1日から見たいという加入者もいらっしゃると思うので、

そういう方のための準備は完了している。

大塚委員 以前、アナログから地上デジタルへ完全移行する時も

移行がスムーズにいかなかったことがあったが、

4Kもそのようになっていくのか。

荻原専務 4KだけになることはないのでBS、CS放送に関しては

4K放送になっていく可能性はあっても地上デジタルに関しては現状が続くと思う。

田中委員 小諸市としては「市長の部屋」を定期的に制作していただいて、

市の事業や方向性を市長自らが発信できる場として提供していただいて感謝している。

市民の方からも「直接市長の言葉で、後藤さんとのやりとり、

そこに担当の職員がついてわかりやすく行政のことを知ることができる」

というお声もいただいている。引き続きお願いしたい。

また「小諸ヒストリー」も教育長の知識が豊富なところと二人のキャスターとの語らいで、

より地域のお宝や、知らないような歴史を再発見できる番組でこちらも評価が高い。

「スマイルハンターなるみが行く」は各区に入り込んでいる。

私どもも地域と協働と言っているが行政と地域とが連携しているような

そんな肉付けになるような、もう少し市の方が

積極的に発信しないといけないという意見もある。

後藤 TV版広報こもろについて、

市の職員さんがスタジオでカメラに向かって話すという形を基本にはしているが、

前回動物園がテーマの時には現地に行って職員の方に話していただいた。

ナレーションと構成はこちらで。

もしそういう形の方が良ければ、私たちは臨機応変に対応できます。

より視聴者の方がわかりやすい形でお伝えできればいいと思っている。

山下委員 動物園の回を見ました。具体的でとても良かった。

動物園の工夫していることが伝わってきた。臨場感がある。

清水委員 目線としては料理の方になっていくのですが、グル旅を見させてもらって、

今回市外に出たのも、リフレッシュな感じで良かった。

今こども食堂があるが、まだ知らない方たちが結構いるので、

スポットを当てたり、レシピ本を紹介したり、

子どもとふれあえる環境をピックアップしていただけたら。

小諸にある郷土料理を紹介する番組が以前あったので復活していただいて

食の素晴らしさを伝えていけたらいい。

食べるばかりではなく作ってみるのもいいかなと思う。

市外に出る頻度はどのくらいか。

後藤 回数は決まっていない。その時にテーマで担当が考えている。

審議会でも小諸の情報をという声をいただいているし、

市外に出て、市外の情報を伝えるのがいいのか、

小諸の郷土料理を紹介するコミュニティしかできないような番組を作っていく形も必要なのか、

日々感じている。

大塚委員 グル旅の画像、食べ物の撮り方が非常にきれいに撮っている。

以前と比べて食べ物がおいしそう。清水委員も言っていたが、

簡単レシピなど子どもたちが作れるような番組があっても面白い。

お父さんお母さんが共働きで出られていると

なかなか時間とれない家庭が多いと思うので、

プロの方から見て、簡単にできる栄養価の高い料理を紹介してもらえたら。

料理番組あったと思う。あと自分が見たことある番組を列記してみたが、

これだけのコンテンツを7人でやっているというのは非常に大変だと思う。

後藤 カメラマンが抜けてしまって、現在は7人だが通常はカメラ4人、キャスター4人で8人が基本。
大塚委員 いい番組ばかりなので削るのも考えにくいところ。どのように考えているか。
甘利委員 先日成田空港まで取材に来ていただいたが、カメラマンとキャスターの2人で、

その後、別でインタビューがあったわけではないが、それをうまくまとめ上げた。

「NHKのあの日のニュースの中であれが一番良かった」と言われた。作り方がとても上手。

荻原 ここまでコンテンツを広げてしまうと削るのが難しい。

先ほど話に出た編集技術は、一本の番組を作るにあたってどういう場面が必要か、

自分で撮りに行くときにイメージができている。

どこの局も編集に時間かかるが、

ある程度イメージしながら撮ってきているので、つなげることができる。

後藤 撮影前にキャスターが構成台本を作って、

それに基づいて撮っているのである程度ストーリー立てをしている。

そうすると無駄がなく撮れる。それでもドキュメンタリーはたくさん撮らないといけない。

清水委員 以前撮影に来ていただいたときも、事前に台本ができていて、そこで成長するのもわかったし、

こういう風にチームワークができて、スムーズに撮影が進んでいくこともわかった。

荻原 私共ローカル局は、カメラマン、MCと分けられない。

なので、キャスターも勉強するしカメラマンも一緒に行くので、

カメラマンもキャスターの意向を理解していくコミュニケーションだったり、

情報交換だったり、そういうものがないと番組ができていかない。

清水委員 ワークショップやったら若い子たちが興味を持ってもらえるのでは。

編集の仕方とか。「番組ができるまでワークショップ」みたいな。

後藤 遠くからキャスターが来ているので、専務が言ったように、

どうしても何年かして次の新天地へという風になってしまうので、

地元でそういう人材を育てていきたいという思いもある。

大塚委員 そういうメディア業界に勤めたい学生さんいると思う。

そういう学生さんたちにクリエイティブな部分を見てもらえるように

きっかけがあれば地元からメディアを引っ張るような人材が育つかもしれない。

大塚委員 「小諸ヒストリー」のDVDを滑川の田中小学校の方にも持たせてくれて、

田中小学校の方も喜んでいた。

甘利委員 DVDで販売という話が前に出たが、その後販売しているのか。
後藤 番組としては販売しているが、「ヒストリーです」と打ち出してはいない。
荻原 完結したら打ち出しも検討してもいいかもしれない。今最終章なので。
甘利委員 最初から見たいという人もいるしDVDBOXになったら、ほしいという人もいると思う。
大塚委員 家に置いておきたい。
甘利委員 そうやって撮り貯めたのが、きっと小諸の財産になる。
山下委員 教育長も前回の給食の回で、昭和初期に食器等探していたが、

なかなか手に入らなくて苦労されていた。

ヒストリーにつなげるために小諸の古文書や必要なものを探していて

教育長の意識の高さを感じた。

先程の話に戻るが、テレビ版広報こもろの動物園の回は大変よくできていた。

質問と答えが絶妙。聞いてほしいことを的確に聞いていて、

動物園側もそれに答えている。

課題もしっかり見据えての職員の言葉というのはレベル高いなと思った。

もう一つは職業柄色々な行事に出て行ったりするが、

コミュニティのカメラマンがいないところがないくらい地域密着している。

後藤 今色々ご意見いただいて、このコンテンツを維持していく充実させていくのが課題だなと感じる。
清水委員 審議会の最初の頃、このような話になったが、市民の方から番組を持ち込んで、

市民リポーターみたいなのも面白い。

80歳過ぎのおばあちゃんがリポート行ったらすごく見たいと思う。

市民リポーターや市民キャスターなど、

少し勉強してもらっていったら違う夢も広がる。

後藤さんが教えるプレゼンの仕方講座等、これから30代40代、

トップに立っていかないといけない世代にとってもそういう機会はありがたい。

田中委員 先日の夢アワードを見たり今の話を聞いて、清水委員が第一人者ではないかと思う。
後藤 市民の方たちに助けていただいて一緒に番組作っていくのも必要。
甘利委員 市役所の中にもいるのではないか。
田中委員 キャラクターの濃い者が少し面白くCTKの番組に入り込んでいくのもいいかもしれない。

テレビ版広報こもろも親しみ湧く。

荻原 何人か推薦していただきたい。
田中委員 清水委員が料理番組作るのなら、

補助者は市役所の料理作ったことのない若い女の子がやるとか。コラボも面白い。

甘利委員 市役所の若い面白い方たちを引っ張り出して市民にインタビューとか。
後藤 人材の難についてここで相談させて頂き良かった。
甘利委員 SOS出すとみんな色々助けてくれるもの。
田中委員 例えば料理人の清水さんが、虫歯予防デーにリポートに行って口腔科の先生と話したり、

え!こういう組み合わせあるの?みたいな。

清水委員 小諸ヒストリーもキャスターではなく

小諸にIターンした皆さんを勉強のためにお連れする。

夢アワードに出てわかったが、5人は市外の方。

そういう方にとっては小諸を知れるし、色々手伝ってくれると思う。

勉強になることも多かった。市民の方巻き込んで一緒にできれば。

甘利委員 夢アワードに出ていた方々は盛大にプレゼンできる方達だから、

うまくいくかもしれない。あまり大変にならないように。

 

(3)その他 番組に関する要望・新たな番組に対する提案等

なし

4.次回開催について
   2月末から3月に予定

 

5.閉会
          1時間25分にわたり審議していただき1455分に閉会