大学生が小諸を舞台に自主制作した映画を上映する

「こもろ映画祭」が、

7日(日)に開かれました。

 

この日、会場となったステラホールには、

市民を始め、参加した大学生など、

およそ140人が集まりました。

「こもろ映画祭」は、

小諸の素晴らしいロケーションを

多くの人に知ってもらいたいと

5年ほど前から小諸でのフィールドワークを行っていた

慶應義塾大学文学部 岡原正幸教授主宰の研究会が

去年初めて企画したものです。

2回目となったことしは、

慶應義塾大学、早稲田大学、千葉大学、

福島大学の4つの大学が参加。

小諸を舞台に、10分の短編映画を制作し

この日の映画祭で上映しました。

 

映画には、小諸駅や懐古園、市内の町並みなど、

市民の馴染みの場所が登場。

 

ドキュメンタリーやヒューマンドラマ、コメディーなど

若者ならではの感性とアイディアが詰まった作品に、

訪れた人たちは、じっくりと見入っていました。

 

市民

「学生さんのつくられる映画というものは

とてもパワーがあって、それとやはり、

小諸のいろいろな風景が美しくて、

とても本当に10分ではもったいないというような感じがしました。」

 

「初めて来たんですけど、すばらしかった。

よく作ってあるなと思って。

これからも、どんどん続けて欲しいです。」

 

グランプリ、準グランプリは、

来場者による投票で決定します。

第2回こもろ映画祭、グランプリには、

千葉大学シネマウント・フィルム・パーティーの

「ユリイカ、君と夏の続き」が選ばれました。

監督を務めた百瀬啓さんは現在大学1年生。

この作品が、初脚本・監督作品です。

ヒロインは市内の高校生が務めました。

 

また、次点となる準グランプリは、

福島大学映画制作サークルの

「小諸映画祭撮影中止!」が受賞しました。

グランプリ、準グランプリの受賞大学へは賞金が贈られた他、

参加した全ての大学には、小諸の農産物が贈られました。

ことしも大盛況のうちに幕を閉じた「こもろ映画祭」。

実行委員会では、

今後も「こもろ映画祭」を継続していきたいとしています。

 

刀祢実行委員長

「直前までは不安がすごくあったんですけど、

無事に終わってほっとしています。

楽しいことも多かったんですけど、

大変なことも多くて、非常に自分にとってもいい経験になったし、

小諸のことを深く知る機会にもなって、

すごく貴重な経験になりました。

入場者の若い世代の数が比較的少ないというのが課題ですので

若い世代にも広めてより多くの人々に

この映画祭を認知させたいと考えております。

来年はことしの倍以上の来場者を見込んで

頑張りたいと思います。」