きのうのニュースでは

こもろカーニバルの話題を

お伝えしましたが、

小諸の秋の一大イベント、

「信州小諸ふーどまつり」と

同時開催イベントとして

6日(土)には、

様々な催しが行われました。

浅間南麓こもろ医療センターが

開院しておよそ10か月。

移転して初めての病院祭も

その一つです。

 

水明小学校合唱部の美しいハーモニーで幕を開けた

浅間南麓こもろ医療センターの病院祭。

今回のテーマは、「地域医療を支える」です。

病院内には様々な体験コーナーを設置。

各病棟のテーマに沿って

職員が作成したポスターが展示されました。

 

会場の一角に設けられた健康相談ブースでは、

血糖値や血圧をその場で測定することができます。

訪れた人たちは数値を見ながら

看護師らからアドバイスを受けていました。

 

訪れた人

「助かります。良い企画だと思います。

心配なんて言い出すと山ほどあるけれど、

特に今のところは別に悪いところもないけれど調べてもらって助かります。

ことしはね、雨ばか振ってて時期が、

稲刈なんかもないからちょいあれですけど、

良い企画だと思いますよ」

 

またステラホールでは、

第37回地域医療懇談会が行われました。

「地域医療懇談会」は、

病院の労働組合が中心となり、

地域に根ざした医療を目指して、

30年以上前から開いているものです。

今回のテーマは、

「住み慣れたこのまちで最後までくらすために」。

在宅介護の経験者や

地域で高齢者見守り隊などを行う4人が

パネラーを務めました。

 

パネラーの一人

柴田明子さんは去年、

夫を在宅で看取りました。

 

およそ2ヶ月の入院生活を送ったのち、

柴田さん夫婦は

延命治療はせず、自宅に帰ることを望んだといいます。

 

医師、看護師など、訪問医療のスタッフらと連携しながら

夫の介護に追われる日々を過ごした柴田さん。

在宅介護を続けることができたのは、

病院や周囲の人の支えがあったからだと話します。

 

参加した人たちは、

メモなどを取りながら

在宅介護の現状について学んでいる様子でした。

一方こちらは、市役所市民ひろばや

相生町商店街など市街地を会場に行われた

「第24回信州小諸ふーどまつり」。

食文化の「フード」、街歩きの「フット」、

地域性の「風土」をテーマに

市や商工会議所でつくる

信州小諸ふーどまつり連絡会が

毎年この時期に開いています。

この日は市内外の飲食店が軒を連ねる中、

骨董蚤の市や軽トラック市なども

同時開催され

多くの人で賑わいました。

相生会館では、

信州こもろそば振興会が3種類のそばを提供。

これらはすべて小諸で取れたそば粉を使用しています。

炎天下となったこの日。

訪れた人たちは額に汗を浮かべながらも

美味しそうにそばを味わっていました。

またこの日は小諸市動物園から

モルモットやインコなど様々な動物が

相生会館にやってきました。

毎年このふーどまつりでは、

動物園のPRやエサ代の募金などを目的に

「小諸ロータリークラブ」の主催で

出張動物園が行われています。

会場には多くの子どもたちが集まり、

動物との触れ合いを楽しんでいました。

晴天にも恵まれ

ことしも市内外から多くの人が訪れたふーどまつり。

小諸の街は大いににぎわっていました。