13日(火)、

坂の上小学校3年1組の子どもたちが「こどもガイド」として

懐古園を訪れる観光客をもてなしました。

この日坂の上小学校3年1組の子どもたち31人は、

4人ずつ8つの組に分かれ、

こもろ観光ガイド協会の会員らに見守られながら

懐古園を訪れる観光客のガイドを務めました。

坂の上小学校3年1組では、

小諸の歴史や小諸ゆかりの文豪・島崎藤村の詩を学ぶことで

郷土愛を育み表現力を身につけようと、

2年生の頃から「千曲川旅情の歌」の朗読を行っています。

去年10月には懐古園で、観光客に詩の暗誦を披露しました。

今回の「こどもガイド」は、

これまでの取り組みを知ったこもろ観光ガイド協会が、

子どもたちが園内の案内役を務めてはどうかと

学校側に打診して実現したものです。

子どもたちは、ガイド協会が作った台本を元に練習を重ね、

9月28日には実際に会員らと園内を歩くなどして

この日に備えてきました。

練習のかいがあって、子どもたちは

木村熊二のレリーフや懐古神社など、

園内およそ15箇所で歴史などを堂々と解説。

さらに、「千曲川旅情の歌」の歌碑の前では―

元気よく詩を歌い上げ、観光客をもてなしていました。

また、子どもたちから観光客へのプレゼントとして

「千曲川旅情の歌」の詩が書かれた画用紙が贈られると、

受け取った観光客たちは顔をほころばせて喜んでいました。

この取り組みを通して積極的に観光客に話しかけることで、

子どもたちのコミュニケーション能力も高まっていたようです。