今月3日に告示された、 任期満了に伴う長野県議会議員選挙。

定数1の小諸市区からは、 現職の山岸喜昭さんが立候補の届け出を行いましたが、

他に立候補の届け出はなく、 無投票で再選を果たしました。

県議選の小諸市区で無投票当選となったのは、 1999年以来16年ぶりとなります。

 

再選をめざし無所属で立候補した 現職1期目の山岸喜昭さんは、

松井区在住で現在63歳です。

国士舘大学を卒業、高峰高原ホテルの社長を務める傍ら、

小諸市観光協会会長や 小諸ロータリークラブ会長などを歴任。

現在はNPO法人浅間山麓国際自然学校の校長を 務めています。

2011年の長野県議会議員選挙で初当選。

県議会では知事与党の県会第2会派「改革・新風」に所属し、

県政と市政のパイプ役として、 職員間の意見交換会を毎年開催してきた他、

地域要望への対応として、 県道の拡幅や通学路の安全確保の実現に 力を尽くしてきました。

また、御牧ヶ原に研修部を持つ、 農業大学校施設の充実のために、

新規就農を目指す人のための寮の改修や、

「作業機格納庫」建設等の整備事業費として、 5億7千万円の予算確保に尽力しました。

去年9月に出馬を表明してからは、二期目再選を目指し、

市内全68区に設けている後援会支部を始め、 企業関係など、市内をくまなく歩いてきました。

少子高齢化対策として、 人口流出を食い止めるための 「若者の定住対策」や「就業環境の充実」。

ドクターバンクの推進や 看護師、介護士の確保、人材育成など、

「医療福祉政策の強化」を始め、

これまで取り組んできた「農業政策の充実」や、

「観光対策」 小諸市の「コンパクトシティ構想」の支援などを 政策の柱に活動を展開。

更には、県と市のパイプ役として、 「県道・国道」の整備など地域要望の実現にも、

これまで以上に力を尽くしていきたいとして、 市内全域に渡って支持拡大を図りました。

告示日の3日午後5時、 他に立候補の届け出はなく、

山岸さんの無投票が決まると、 選挙事務所のある与良公会堂では祝賀会が行われ、

集まった支援者らおよそ100人が喜びに沸きました。

会場に駆けつけた多くの来賓のうち、 参議院議員の羽田雄一郎さんは、

「今日まで連携をとらせていただき、 市と県、国が一体となって 事業を進めていくことができた」と話し、

「今回県議選に他の人が出なかったというのは、

山岸さんと一緒に地域を発展させていこうという 気持ちの表れではないか」

と 自身の考えを述べていました。

また、小諸市の栁田市長は、

「この4年間は、何十年かぶりに 県議と市長とが手を握って一緒に進んでいけた」と

山岸さんの 1期目を振り返り、

「山岸さんの人柄で、小諸市は今までにないくらい 色んな事業を急速に進められている」

などと話しました。

無投票当選、2期目再選を果たした山岸喜昭さんは、

今後4年間、地域の代表として県議を務めることになります。