3月は自殺対策強化月間です。

これにあわせ、7日(土)には、

「心の健康づくり講演会」が開かれました。

この日会場となった文化センターホールには、

およそ400人が集まりました。

この講演会は、

自殺予防対策を目的に、小諸市の主催で開かれたものです。

15人に1人が一生のうちに一度はかかると言われている

「うつ病」について、

正しい知識を得ることで、

本人や周囲の人たちの安心につなげてもらおうと、

「うつ病への理解」をテーマに企画されました。

講師を務めたのは、

小諸高原病院の精神科医

福家知則さんです。

福家さんは、うつ病の主な症状や、

発症の要因などについて説明し、

うつ病になった時に必要なことについて、

このように話しました。

「うつ病は心身のエネルギーが低下した状態。

励ましても更にエネルギーの低下につながることもあるので

しっかり休息することが必要」

その上で、福家さんは、

「うつ病にならないようにするには悪循環を断つことが必要。」と話し、

「うつ状態の人に向き合う際には、

相手に共感した上で、

相手の視野を広くしてあげるよう、

問題に気づかせてあげることが大切。」などと説明しました。

会場に集まった人たちは、

精神科医である福家さんの話す、

うつ病への具体的な対応方法に、

真剣に耳を傾けていました。

講演の最後に福家さんは、

うつ病を理解し向き合うための大事なポイントとして、

「患者と同じ方向を向いて進んで欲しい。」と

呼びかけていました。