3月8日までの日程で行われていた

「北国街道小諸宿のお人形さんめぐり」。

これに合わせて、7日(土)には、

小諸市高齢者クラブ連合会が主催する

伝統の「わら馬パレード」が行われました。

この日、本町通りには大勢の参加者が集まる中、

小諸市消防音楽隊を先頭に、

今年のパレードがスタート。

小諸馬子唄普及会の

およそ2メートルにわたる大きなわら馬をはじめ、

市内33の高齢者クラブが

それぞれに持ち寄った大小様々なわら馬

およそ40体が登場し、

道行く人たちの目を楽しませていました。

わら馬を引く習慣は、

佐久地域に伝わる道祖神信仰からきたものです。

かつては、2月の初午の日に、わらの馬におはぎを乗せて

道祖神を参拝し、

無病息災や家内安全を祈願していましたが

時代の流れと共に生活から離れてきてしまっていました。

このパレードは、

伝統行事の復活を通して世代間の交流を図り、

地域の活性化にもつなげていこうと、

小諸市高齢者クラブ連合会の主催で毎年この時期に

行われているものです。

26回目の開催となった今年は、およそ300人が参加。

子どもたちは、地域のお年寄りや保護者らと共に、

風船などで飾り付けられたわら馬を

嬉しそうに引いていました。

この日参加者らは、

中心市街地をおよそ2時間かけてパレード。

子どもたちにとっては伝統にふれる良い機会となったようです。