現在小諸市で運行している「こもろすみれ号」に変わる、

新しい公共交通システムに関する説明会と意見交換会が、

8日(日)から、市内各地区で始まりました。

 

初日となった8日(日)には、

西小諸地区を始め、大里地区や中央地区、

市内3カ所で意見交換会が行われました。

小諸市では、少子高齢化が進む中、

市民が安全、安心で快適な生活が送れるよう、

新しい公共交通システムへの移行に向けて、

現在運行している「こもろすみれ号」の見直しを進めています。

これらの現状を踏まえ、

去年3月からは、株式会社まちづくり小諸に、

見直しに向けた調査を委託。

説明会では、まちづくり小諸が、

幅広い世代の市民およそ1万5000人を対象に

公共交通の利用に関するアンケートを実施し、

そのうちの70%から回答を得た結果や、

新しい公共交通システムの

運行体系の原案などが示されました。

現在運行している「こもろすみれ号」は、

平成21年度に10万2千人が利用していたものが、

平成25年度には、8万4千人と2割減少している一方、

市の負担金は

およそ10%増加している現状があります。

アンケートでは、

小諸すみれ号の本数や運行時間について、

不満の声があった一方で、

通常タクシー料金の4分の1での利用が可能な

予約制相乗りタクシーへの希望が多く寄せられていました。

これを受け、まちづくり小諸では、

「通勤通学時間帯に特化したコミュニティバスの運行」。

高齢者を対象にした「昼間の移動用の

予約制相乗りタクシーの運行」。

生徒の安全確保や保護者の負担軽減を図るため、

「中学校部活帰り対象の交通手段の運行」。

の3つの基本運行体系を示しました。

説明会では、それぞれの交通体系の具体的な運行原案も示されており、

今後各地区で出された意見をまとめた上で、

まちづくり小諸から市に素案が提出される予定です。

新しい公共交通システムの

本運行は今年10月を予定しており、

本運行開始3か月間を準備期間として、

市民への周知を図る他、

運行開始前の1か月間は試験運行を計画しているということです。

新年度10月からの本格運行を目標としている

新しい公共交通システム。

この説明会と意見交換会は、明日11日にも、

三岡、南大井、北大井の各地区を会場に。

22日には、川辺地区を会場に行われる予定です。

事前の申し込みは不要で、どの会場でも参加できます。

詳しい説明を聞くことができる他、

「こもろすみれ号」について、日頃感じていることを

市に伝えることができる機会となっておりますので、

ぜひ足をお運びください。